5月の企業経営者の信頼感指数は昨年10月以降で最高(2022年6月1日付けヴァロール紙)

ジェツリオ・ヴァルガス財団ブラジル経済研究所(Ibre/FGV)の調査によると、20225月の企業経営者の信頼感指数(景況感指数ICE)は、4月の94.5ポイントから2.9ポイントと大幅に上昇、信頼感指数の分岐点となる100ポイントに接近する97.4ポイントを記録して、昨年10月に記録した100.4ポイントに接近している。

また今年3月~5月の企業経営者の月間平均信頼感指数(ICE)は、今年2月~4月の月間平均信頼感指数(ICE)2.1ポイント上回ており、景気回復の傾向の可能性が表れ始めている。

また今年5月の企業経営者の現状信頼感指数(ISA-E) は、 2.4ポイント上昇の98.1ポイントを記録して、202110月に記録した99.5ポイントに接近している。企業経営者の今後数か月後の見通し信頼感指数(IE-E)3.7ポイント上昇の98.1ポイントに達し、20142月以降では初めて現状信頼感指数(ISA-E) 並びに見通し信頼感指数(IE-E)が一致している。

企業経営者の信頼感指数(ICE)は鉱工業部門、サービス部門、小売部門並びに建設業部門の企業経営者を対象とした調査であるが、今年5月の企業経営者の信頼感指数(ICE)では、唯一悪化していた。

今年5月の企業経営者の信頼感指数(ICE)は、3月から3ヶ月連続での上昇を記録、特に鉱工業部門及びサービス部門の企業経営者の信頼感指数(ICE)は分岐点の100ポイントに接近してきている。 鉱工業部門の企業経営者の信頼感指数(ICE)の改善は国内経済の回復に伴って、海外需要の増加及び適正在庫に近づいている。

サービス部門の企業経営者の信頼感指数(ICE)の改善は、COVID-19対応のワクチン接種拡大が功を奏しており、今年第2四半期の国内経済の徐々の回復を FGV Ibre戦略部門担当の Aloisio Campelo Jr氏は指摘している。

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=49720