今年第1四半期のGDP伸び率は1.0%増加(2022年6月2日付けIBGEサイトより抜粋)

2022年第1四半期の国内総生産(GDP)伸び率は、サービス部門のGDP伸び率が牽引して前四半期比1.0%増加を記録、前年同期比では1.7%増加、過去1年間の累計GDP伸び率は4.7%増加、今年第1四半期の国内総生産額は2兆2,000億レアルを記録している。

前記同様に部門別GDP伸び率比較では、農畜産部門はマイナス0.9%、マイナス8.0%、マイナス4.8%とそれぞれマイナスを記録して足枷となっている。今年第1四半期の農畜産部門の国内総生産額は1,836億レアルであった。

また鉱工業部門は0.1%増加、マイナス1.5%、3.3%増加、4,109億レアルを記録。サービス業部門はCovid‐19対応ワクチン接種の拡大でサービス部門の消費及び雇用の回復に伴って1.0%増加、3.7%増加、5.8%増加、1兆3,000億レアルを記録している。

民間部門の住宅投資、設備投資や公共投資などの国内総固定資本形成(FBCF)部門はマイナス3.5%、マイナス7.2%、10.1%増加、4,200億レアル、一般家庭の消費は0.7%増加、2.2%増加、4.6%増加、1兆4,000億レアルを記録、連邦政府の公共支出は0.1%増加、3.3%増加、3.8%増加、第1四半期の連邦政府の支出総額は3,816億レアルを記録している。

今年第1四半期の鉱工業部門のGDP伸び率0.1%増加を牽引したのは、電気・ガス、上下水道、廃棄物処理部門は前四半期比6.6%増加、製造業部門は1.4%増加、建設業部門は0.8%増加した一方で、唯一鉱業部門はマイナス3.4%と大幅に落ち込んでいた。

また今年第1四半期のサービス部門のGDP伸び率1.0%増加を牽引したのは、その他のサービス部門は2.2%増加、輸送・輸送補助サービス・郵便サービス部門は2.1%増加、小売部門は1.6%増加、不動産関連部門0.7%増加、教育・研究機関などの公共サービス部門は0.6%増加した一方で、情報・通信サービス部門はマイナス5.3%、金融・保険仲介業部門はマイナス0.7%を記録している。

また今年第1四半期の資本財・サービス輸出は前四半期比では5.0%と大幅増加を記録した一方で、資本財・サービス輸入はマイナス4.6%を記録している。

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