4月の中央政府の財政プライマリー収支は285億5,300万レアルの黒字計上(2022年6月14日付けヴァロール紙)

2022年4月の中銀、国庫庁並びに社会保障院(INSS)で構成される中央政府のインフラ指数を差引いた実質財政プライマリー収支は285億5,300万レアルの黒字計上、月間黒字幅としては2011年以降では最高の黒字幅を計上している。

今年4月の中央政府の財政プライマリー収支の内訳は、国庫庁の黒字は529億⒎00万レアルを計上した一方で、社会保障院(INSS)は2429,000万レアルの赤字を計上、ブラジル中央銀行も6,400万レアルの赤字を計上していた。

4月の中央政府の過去12か月間の累積財政プライマリー収支はGDP0.06%に相当する46億レアルの赤字を計上している。

昨年4月の中央政府の財政プライマリー収支は166億5,800万レアルの黒字を計上、2021年の中央政府の財政プライマリー収支はGDP比0.4%に相当する350億レアルの赤字を計上していた。

今年初め4か月間の国庫庁は1,590億9,900万レアルの黒字を計上した一方で、社会保障院は797億8,100万レアルの赤字、中銀は5,500万レアルの赤字を計上している。

今年の連邦政府の財政プライマリー収支の許容上限赤字は1,705億レアルに設定しているが、連邦政府では655億レアルの赤字に留まる可能性が大きいと予想している。

今年4月の中央政府のインフレ指数を差引いた純収益は前年同期比5.9%増加の1,656億1,400万レアルを記録していた。一方純支出は0.5%減少の1,3706,100万レアルであった。

今年初め4か月間の連邦政府の支出総額は、最高許容額の1兆6,800億レアルの31%に相当する5,217億8,000万レアルを記録している。

4月の連邦政府の公社などによる配当金収入は7億5,030万レアルと昨年同月の39億1,500万レアルの5分の1以下に留まっている。今年初め4か月間の連邦政府の累計配当金収入は594,100万レアルと昨年同月の594,300万レアルと同レベルで推移している。

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