ブラジル電力取引市場(CCEE)の統計によると、2022年上半期のブラジル国内市場の電力エネルギー消費は、飲料部門、食品部門並びにサービス部門の経済活動の回復に伴って前年同期比1.4%増加の6万6028メガワットを記録している。
今年上半期の販売先が限定されていない自由市場向け電力エネルギー消費は6.6%増加の2万3428メガワットと電力エネルギー需要の35.5%を占めていた。
一方電力エネルギー供給先が限定されている特定市場向け電力エネルギー消費はマイナス1.3%に相当する4万2599メガワットを記録している。
国家電力庁(Aneel)の発表によると、2021年のブラジル国内の電力エネルギー発電供給不足に陥る危険性を避けるために、旱魃による水力発電所の貯水ダムの水位低下を補う目的で、コスト高の火力発電所の稼働を余儀なくされていた経緯があった。