今年上半期のブラジルの魚類輸出は倍増(2022年7月28日付けヴァロール紙)

2022年上半期のブラジルの魚類輸出金額は、前年同期の718万ドルから1,435万ドルと倍増、魚類輸出量は前年同期比14.0%増加の4,900トンを記録している。

今年上半期の魚類輸出金額は、付加価値の高い冷凍フィレ輸出が牽引、1キロ当たりの平均魚フィレ価格は5,46ドル、今年上半期の魚類フィレ輸出金額は前年同期比544%増加、輸出金額も571%の大幅増加を記録している。

ブラジル養殖協会及びブラジル農牧調査研究公社(Embrapa)のトカンチンスパルマス魚類貿易部の統計を基に魚類輸出金額や輸出量を割り出している。

今年上半期のブラジルの魚類輸出を牽引しているのは淡水魚のティラピア、魚類輸出金額の98%、魚類輸出量の99%を占めている。ティラピア以外では同じく淡水魚のタンバキ、スルビン及びバーグレが少量ではあるが輸出されている。

今年上半期のブラジルの魚類輸出相手国は米国で63%を占めている。米国向け魚類輸出金額は全体の76%を占め、輸出金額は1,090万ドル、米国に次いでカナダ向け魚類輸出金額は120万ドルで2位となっている。

魚類輸出相手国3位はリビア、次いでメキシコ、チリ、中国、日本と続いている。また魚類輸出の主な州はパラナ州、マット・グロッソ州、バイア州、サンパウロ州及びサンタ・カタリーナ州となっている。

今年上半期のブラジルの魚類貿易赤字は4億5,600万ドルに達しているが、魚類輸入金額はサーモンが牽引して4億7,000万ドルに達しているが、ブラジルはサーモン以外にバーグレ類、クリマタ、マス類、ピアウス、鯉類及び雷魚類も輸入している。

 

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