ペトロブラスの今年第2四半期の純益は26.8%増加の543億レアルを記録(2022年7月29日付けエスタード紙)

ペトロブラス石油公社の2022年第2四半期の純益は、ロシアによるウクライナ侵攻の影響で石油の国際コモディティ価格の高騰、ブラジル国内の好調な燃料販売及び原油の輸出が牽引して前年同期比26.8%増加の543億レアルに達し、2020年第4四半期の599億レアルの純益に次ぐ過去2番目の純益を記録している。

また今年第2四半期の純益増加の要因として、3月中旬に行われた石油派生品の大幅な値上げ、5月初めのディーゼル燃料の再度の値上げで、ペトロブラスの今年上半期の純益は前年同期比124.6%増加の988億レアルに達している。

今年第2四半期の売上は前年同期比54.4%増加の1,709億レアルを記録、特に岩塩層下(プレサル)鉱区のSépia 油田及び Atapu油田の原油生産は142億レアルの売上増加に結び付いている。

第2四半期の税引前利益に支払利息と減価償却費を加算したもので、総資本に対してどの程度のキャッシュフローを産みだしたかを簡易的に示す(Ebitda) は前年同期比58.6%増加の982億レアルを記録、前四半期比では26.4%増加を記録している。

ペトロブラス石油公社による石油派生品の値上げはインフレ要因になるとジャイール・ボルソナロ大統領は大統領就任後3年半の間にペトロブラス総裁を4回も罷免した経緯があり、与野党から非難されるも聞く耳を持たない状況が続いている。

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