7月の新車販売は前年同月比3.74%増加の18万1,900台(2022年8月2日付ヴァロール紙)

自動車販売代理店が加盟する全国自動車販売業者連盟(Fenabrave)の発表によると、2022年7月のトラックやバスを含む新車販売台数は、前年同月比3.74%増加の18万1,900台を記録している。

また今年7月の新車登録台数は前月比2.21%増加、今年初め7か月間の新車販売台数は、昨年から継続する自動車向け半導体不足などの影響で、前年同期比マイナス11.96%に相当する109万台に留まっている。

自動車向け半導体の供給不足、金利上昇による自動車購入向け与信強化などの悪影響にも拘らず、 今年7月のトラックやバスを含む新車販売台数が、前年同月比3.74%増加の18万1,900台は悪い条件の中でも良い結果と全国自動車販売業者連盟(Fenabrave)のJosé MaurícioAndreta Júnior会長は指摘している。

今年初め7か月間の新車販売が前年同期比マイナス11.96%に相当する109万台に留まっているのは、旺盛な新車需要があるにもかかわらず、昨年下半期から継続する世界的な自動車向け半導体不足で生産調整を余儀なくされている。

全国自動車販売業者連盟(Fenabrave)は、今年7月に今年の新車販売の最終予想を発表したが、今年末迄世界的な自動車用半導体不足が継続しているために、昨年並みの販売台数に下方修正している。

しかし先週末連邦政府は、3月の最初の引き下げの前に実施された工業製品税IPIの24.75%の引き下げを提供するこの減税措置は、「官報」の特別版に掲載されており、各自動車メーカーディーラーは、減税による8月からの販売増加に期待している。

7月の電気自動車並びにハイブリッド車の販売台数は3,100台に留まり、昨年7月の3,600台及び今年6月の3,300台をそれぞれ下回った。ハイブリッド車が84%を占めていた。

今年初め7か月間の自動車メーカーのマーケットシェアトップは、フィアット社の21.84%、次いでGM社14.09%、ワーゲン社12.11%、トヨタ社10.52%、現代自動車は10.26%であった。

今年7月のベストセラーカーは、ワーゲン社のGOL車、2位はGM社のONIX車、3位には現代自動車のHB20車となっているが、今年初め7か月間ではHB20車がトップ、続いてONIX車、3位にはワーゲン社の T-Cros車となっている。

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