6月のサ―ビス部門提供量は予想を上回る0.7%増加(2022年8月11日付けヴァロール紙)

ブラジル地理統計院(IBGE)の月間サービス生産量調査(PMS)の発表によると、2022年6月のサービス部門提供量(生産性指標)は、前月比0.7%増加で予想を上回った。

6月のサービス部門提供量(生産性指標)の前月比0.7%増加は、Covid‐19パンデミック開始直前の2020年2月の水準を7.5%上回っているにも関わらず、過去最高を記録した2014年11月の水準を依然として3.2%下回っている。

今年5月のサービス部門提供量の前月比0.4%増加は、4月のマイナス0.2%から一転して増加、6月も0.7%増加と2カ月連続で増加を記録、今年2月から5月の4か月間のサービス部門の累計提供量は、前年同期比2.2%増加している。

また今年6月のサービス部門提供量は前年同月比6.3%増加、6月の過去12か月間の累計提供量は10.5%増加、今年上半期の累計提供量は8.8%増加を記録している。

Valor Data社の25金融機関対象の調査では、6月のサービス部門提供量の前月比の最低予想はマイナス0.6%、最高は1.0%増加、平均予想は0.4%増加、同じく6月のサービス部門提供量の前年同月比の最低予想は2.9%増加、最高予想は7.3%増加、平均予想は6.1%増加であった。

今年6月のサービス部門提供量の前月比の調査では、大枠の5部門のうち4部門で増加を記録、特に輸送・輸送補助サービス・郵便サービス部門提供量は0.6%増加、教育・研究機関などの公共サービス部門は0.7%増加、一般家庭向けサービス部門は0.6%増加、その他のサービス部門は0.8%増加を記録している。唯一減少を記録したのは情報・通信サービス部門でマイナス0.2%を記録している。

一方今年6月のサービス部門のインフレ指数を差引かない名目売上高は前月比1.5%増加、前年同月比17.1%増加、また今年6月の州別サービス部門提供量比較では、リオ州は2.4%増加、パラナ州2.5%増加、南大河州2.1%増加、0.2%増加した一方で、ミナス州はマイナス3.0%、アマゾナス州マイナス5.1%、セアラー州マイナス3.8%、ペルナンブーコ州はマイナス2.4%を記録している。

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