2022/23年度の大豆及び棉栽培面積は拡大予想(2022年8月23日付けヴァロール紙)

大豆及び綿花の国際コモディティ価格の上昇に伴って生産者にとっては収益性が高い農産物となってきているために、種子や農薬、肥料などの生産コスト上昇にも拘らず、 2022/23年度の作付け面積は大幅に増加すると予想されている。

2022/23年度の作付け用大豆の種子は既に90%以上予約済みで、大豆の作付け面積は前年比4.0%増加をBasfラテンアメリカ社の Hugo Borsari取締役は予想している。

また綿花の2022/23年度の作付面積は前年比5.0%から10.0%と大幅増加を予想、特にブラジル国内生産2位のバイア州の棉植え付け開始は11月、ブラジル国内トップのマット・グロッソ州は昨年1月からとなっている。

棉の作付面積拡大のトップはマット・グロッソ州が見込まれているが、1980年代に害虫発生及び労働者不足で棉栽培から撤退していたパラナ州でも来年から再度棉栽培の気運が高まってきている。

パラナ州綿花生産者協会 (Acopar)の Milton Martinez副会長は、 2022/23年度は北パラナのロンドリーナ市及びイビポラン市近郊の2,000へクタールでの棉の試験栽培を予定している。

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