8月の電力エネルギー消費量は前年同月比0.6%微増(2022年9月22日付けヴァロール紙)

ブラジル電力取引市場(CCEE)の統計によると、2022年8月のブラジル国内市場の電力エネルギーの平均消費は、前年同月比0.6%微増の6万3,727メガワットを記録している。

今年8月の販売先が自由な電力エネルギー消費量は、5.9%増加の2万3,700メガワット、販売先が限定されている電力エネルギー消費量は、マイナス2.4%の4万27メガワットであった。

また今年初め12か月間の販売先が自由な累計電力エネルギー消費量は、前年同期比3.3%増加した一方で、販売先が限定されている電力エネルギー消費量はマイナス0.7%微減している。

今年8月の州別の電力エネルギー消費量比較では、北大河州の電力エネルギー消費量は前年同月期比マイナス7.0%と最も大きな落ち込みを記録した一方で、マラニョン州は16.0%増加と二桁台の電力エネルギー消費量を記録、マナウスフリーゾーンを抱えるアマゾナス州は7.0%増加している。

今年8月の産業部門別の電力エネルギー消費量比較では、木材・紙・パルプ部門の電力エネルギー消費量は18.4%増加、サービス部門の電力エネルギー消費量は14.1%とそれぞれ二桁台の伸び率で牽引している。

8月のブラジル国内の電力エネルギー生産は前年同月比2.1%増加の6万6,027メガワット、そのうち水力発電は34.4%に相当する4万3,585メガワット、火力発電はマイナス56.2%の9466メガワット、風力発電は14.9%に相当する1万2,764メガワット、太陽光発電は82.0%増加の1,583メガワットであった。

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