イノベーション・中小企業委員会(原 宏委員長)の第2回イノベーション研究会は、三上智大氏(KPMG)の司会進行の元、2022年09月21日午前9時から11時までDistrito社本部で行われ、27人が参加した。スタートアップ企業と大企業が接点を持てるようにコワーキングスペースを提供するDistritoは、Leapという事業体を通しKPMG社と提携しながらオープンイノベーションを実施している。
冒頭で原 宏委員長より、研究会の挨拶、及びJetroが共催するScaleup in Brazilのイベントが10月にJapan houseで行われる旨の紹介があった。
その後、講師のGustavo Araujo氏(Distrito創業者)とKPMGのOliver Cunningham氏(KPMG Brazil所属/LEAP創業者)より、Innovation Ecosystem in Brazil and LATAM countriesについての発表があり、「テクノロジーが世の中を変えてると伝え、今までの古い形態の事業を革新していく必要性があり、スタートアップがブラジルのビジネスを変えている。伝統的なビジネスはイノベーションが必要、むしろデジタルサービスのほうがビジネスを行う上で効率的だと」述べ、5年前まで伝統的企業だったAmbevのBEES eCommerce, BEES Bank(Fintech)等を通じたスタートアップを活用したデジタルトランスフォーメーションの事例を紹介した。