Aegea Saneamento社はセアラー州政府上下水道公社民営化コンセッションを落札(2022年9月28日付けヴァロール紙)

Aegea Saneamento社は、27日に実施されたセアラー州政府の官民パートナーシッププロジェクト(PPP)方式による州内の上下水道の民営化コンセッションを落札、セアラー州内24都市の契約期間が30年の上下水道プロジェクトに総額62億レアルの投資が見込まれている。

Aegea Saneamento社は、ブラジル国内の上下水道の民営化コンセッション入札に果敢に参加、既に178都市の2,550万人の上下水道コンセッションを落札しており、同社の株主にはブラジル資本の Equipav社、シンガポール政府のCingapura GIC社やItaúsa社が名を連ねている。

Aegea Saneamento社はセアラー州の上下水道コンセッションの Bloco 1及び Bloco 2を落札したが、入札には 、Marquise社並びにGS Inima社がコンソーシアムを組んだIguá Saneamento社、 Terracom社並びに Encalso社が組んだコンソーシアム、その他のコンソーシアムが競合していた。

Bloco 1プロジェクトには Juazeiro do Norte市及び16都市の上下水道を管理、落札価格は最高入札金額の27.44%の割引価格で落札、契約期間の30年間で投資総額は77億レアルが見込まれている。

Bloco 2プロジェクトには州都 Fortaleza市と大都市圏の6都市が含まれており、 落札価格は最高入札金額の37.86%の割引価格で落札、Bloco 1プロジェクト併せた投資総額は113億8,000万レアルが見込まれている。

Aegea Saneamento社はMarquise社並びにGS Inima社がコンソーシアムを組んだIguá Saneamento社と第2次決選まで争ったが、コンペチターは割引率を据置いたために、Aegea Saneamento社が落札している。韓国資本のGS Inima社は未だにブラジル国内の州政府の上下水道プロジェクトを落札していない。

Aegea Saneamento社は、過去数年間にブラジルの州政府の上下水道民営化コンセッション入札に果敢に参加、2019年末以降では、南大河州の州都 Porto Alegre市の大都市圏のPPPプロジェクト、南マット・グロッソ州の68都市、エスピリット・サント州 Cariacica市、セアラー州 Crato市のコンセッション、リオ州の2大ブロックコンセッションを落札している。

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