8月のクレジット金利は減少も延滞率は継続(2022年9月28日付けヴァロール紙)

ブラジル中央銀行の発表によると、2022年8月のブラジル銀行システムのクレジットの平均年利は、7月の29.4%から28.7%と0.7%減少、過去12か月間では政策導入金利(Selic)の上昇に伴って7.6%の大幅な金利上昇を記録している。

今年8月の個人向けクレジットの平均年利は前月の21.2%から18.9%と2.3%減少、法人向けのクレジットの平均年利は34.4%から34.2%と0.2%減少を記録している。クレジット先が自由に選択できる自由クレジット金利は40.4%から40.6%と微増している。

また8月の銀行システムの平均スプレッドは7月の18.5%から18.6%に微増、そのうち個人向けクレジットのスプレッドは、7月の23.7%から24.4%に増加、法人向けクレジットのスプレッドは9.7%から8.7%に減少している。

中銀の発表によると、今年8月の銀行システムの平均延滞率は前月並みの2.8%、一般家庭の平均延滞率は7月の3.7%から3.6%と若干減少、法人向けの平均延滞率は前月並みの1.5%で推移している。また自由クレジットの延滞率は3.8%から3.9%に微増している。

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