8月のブラジルの公的負債残高はマイナス0.4%の5兆⒎810億レアル(2022年9月28日付けヴァロール紙)

28日の国庫庁の年間ファイナンスプラン(PAF)によると、2022年8月のブラジルの公的負債残高は、前月比マイナス0.4%の5兆⒎810億レアルに留まり、連邦政府の今年の公的負債残高目標の6兆レアル~6兆4,000億レアルを下回っている。

一方今年8月の対内公的債務残高は、前月比マイナス0.42%の5兆5,350億レアル、対外公的債務残高は、前月比0.02%増加に相当する2,485億レアル、ドル換算では474億⒎000万ドルに相当している。

今年8月のブラジル国債発行総額は1,439億3,000万レアルに対して、国債償還総額は、2,005億5,000万レアルと償還総額が発行金額を565億5,000万レアル上回っている。

今年8月の過去12か月間のブラジル国債の償還比率は、7月の24.61%から21.92%に減少、ブラジル国債の平均償還期間は、7月の3.9年から3.96年に改善したにも拘らず、他国の平均償還期間は7月の5.2年から5.26年に伸びている。

8月のブラジル国債の変動金利連動国債の比率は7月の37.77%から39.16%に上昇、国庫庁では今年のブラジル国債の変動金利連動国債比率を38.0%~42.0%に設定している。

また今年8月の確定金利付きブラジル国債比率は7月の25.75%から27.05%若干減少、インフレ指数連動国債比率は29.28%から31.99%に増加、為替連動国債は4.50%から4.49%微減している。

国庫庁では今年の確定金利付きブラジル国債の発行比率を24.0%~28.0%、インフレ指数連動国債は27.0%~31.0%、為替連動国債の発行比率は3.0%~7.0%に設定している。

今年7月の海外投資家によるブラジル国債の所有比率は9.01%、8月は8.84%若干微減、国債所有総額は5007億6,000万レアルから4898億9,000万レアルに若干減少している。

また今年8月の投資ファンドのブラジル国債所有比率は、7月の24.37%から24.59%に微増、年金ファンドは30.22%から29.57%に微減、金融機関は30.22%から29.57%に微減、保険機関は3.96%から3.91%に微減している。

今年8月の過去12か月間の利払いは10.63%から10.76%に微増、今年8月の対内公的債務残高の過去12か月間の利払いは、7月の11.0%から10.89%に若干減少している。

今年8月の過去12か月間の対内債務残高(DPMFi) の平均コストは、7月の12.09%から11.88%若干減少、購入時に利回りが決定している固定金利国債(LTN)の平均コストは7月の11.66%から11.81%、金利が半年ごとに支払われる固定金利国債(NTN-F)は11.54%から11.4%、インフラ指数連動国債(NTN-B)は12.71%から15.49%、政策金利(Selic)連動国債(LFTs)の平均コストは11.6%から11.1%に変動している。

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