9月のインフレ指数IPCAは3ヶ月連続でデフレを記録(2022年10月10日付けヴァロール紙)

ブラジル地理統計院(IBGE)の発表によると、2022年9月のブラジルの正式なインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)は、7月のマイナス0.68%、8月のマイナス0.36%に続いてマイナス0.29%と3ヶ月連続でデフレを記録している。

1年前の2021年9月の広範囲消費者物価指数(IPCA)は、1.16%増加を記録していたが、今年9月はガソリン派生品や電力エネルギー料金値下げなどの要因で、今年7月からデフレに転じている。

今年9月の過去12ヶ月間の累積IPCA指数は、8月の8.73%から7.17%と1.5%以上の大幅減少、2021年9月の過去12か月間の累積IPCAは10.25%、今年7月は10.07%と二桁台のインフレ指数を記録していた。また今年初め9か月間の累積IPCAは4.09%となっている。

今年9月のIPCA指数がマイナス0.29%を記録したが、 Valor Data社が35社のコンサルタント会社及び金融機関対象の調査では、最高予想は0.33%増加、最低予想はマイナス0.41%平均予想はマイナス0.09%であった。

今年9月の過去12ヶ月間の累積IPCA指数7.17%は依然としてブラジル中央銀行の目標中央値3.5%、許容範囲値2.00%~5.00%を大幅に上回っている。Valor Data社の最低予想は7.05%、最高予想7.38%、平均予想7.13%は若干下回っている。

今年9月のIPCA指数がマイナス0.29%を記録した要因として、輸送費がマイナス1.98%で0.41%のマイナスインパクトを記録、ガソリン価格はマイナス8.33%で0.42%のマイナスインパクトに繋がっている。

 

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=50996