9月のブラジルの経常収支は56億⒎800万ドルの赤字計上(2022年10月24日付ヴァロール紙)

ブラジル中央銀行の発表によると、2022年9月のブラジルの経常収支は56億⒎800万ドルの赤字を計上、昨年9月の経常収支赤字19億2,100万ドルの約3倍に相当する大幅な赤字を計上している。

今年9月の過去12か月間の累計経常収支はGDP比2.56%に相当する461億5,300万ドルの赤字を計上、今年8月の経常収支赤字はGDP比2.38%であった。

今年9月の海外投資家による対内直接投資額は91億8,500万ドルと8月の46億ドルの約2倍に達している。

また今年9月の過去12か月間の累積対内投資総額はGDP比4.1%に相当する738億1,100万ドルとGDP比2.56%の経常収支赤字を十二分にカバーできる対内直接投資総額を記録している。8月の対内直接投資総額はGDP比3.88%であった。

中銀の四半期インフレレポート(RTI)によると、2022年の経常収支赤字は470億ドルに対して、対内直接投資総額は700億ドルに達すると予想している。

今年9月の株式市場向け対内直接投資総額は33億2,600万ドルと昨年同月の1億1,600万ドルと比較にならない程の投資金が流入している。

9月の確定金利付き市場への対内直接投資金額は5億3,300万ドル、投資残高は12億2,200万ドルを記録している。一方株式市場への直接投資は40億400万ドルの流出残を記録している。

 

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