今年のブラックフライディー商戦は高金利が特売プロモーションに足かけ(2022年11月25日付けヴァロール紙)

今年のブラックフライディー商戦のメイン日である今週金曜日をターゲットにメディアでは盛んにプロモーション活動を行っているが、プロモーションには小売業者とオンライン プラットフォームの側で特売条件はSelic金利が13.75%と当分維持するために、昨年よりも大幅に慎重になっている。

ブラックフライディー商戦の一般的な支払い条件、送料無料のオファー、およびキャッシュバックの割合は、昨年のブラックフライディー商戦と比べてほとんど変化がないか、やや悪化している。

今年は、小売業者による販売促進キャンペーンは、2021年と2020 年に比べて平均で 2 週間早く開始されており、こどもの日商戦では割引率などは前年並みであったが、より長期間の特売を実施。 小売販売大手のMercado Livre社、Magazine Luiza社、Casas Bahia社並びにAmericanas社はブラックフライディー商戦向けキャンペーンを10月から始めていた。

GfK社の調査によると、11月の第1週の売上は前年同期比7.0%増加、第2週の売上は37.0%と大幅増加を記録、テレビなどによる前倒しの販売促進キャンペーンの効果が表れている。

今週実施されたGfKによる別の調査によると、今月第1週のブラックフライデー商戦の耐久財販売の10%以上の割引は販売量の26%を占めたのに対し、昨年は27.5%とほとんど同率であった。

インフレの上昇で企業の内部コストが上昇、金利の上昇で収益が圧迫されており、Selic金利の上昇は、数か月間に亘って大手小売販売会社の支出を圧迫してきている。 昨年のブラックフライデー時のSelic金利7.75% から今年のブラックフライデーのSelic金利は約2倍の13.75% に上昇している。

なクレジットカードでは最大12 回の分割払い、自社のカードでは昨年同様に30回の分割払い、デジタルカルネ―は利子付きの24回の分割払いとしている。

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