今年のブラックフライディーのオンライン販売は過去最悪(2022年11月27日付けヴァロール紙)

2022年のブラックフライディーのオンライン販売は、前年同期比マイナス28.0%に留まる31億レアルに留まって、過去最悪の落込み幅を記録している。今週から、小売販売戦略は次の 20 日間に集中して、クリスマス商戦向けの売り上げ改善に全力を尽くすと予想されている。

ブラックフライディー当日25日のオンライン販売売上は12億レアルに留まったと Confi Neotrust社では説明、オンライン販売単価の減少は2023年のブラジル国内経済の信頼感の低下を反映している。

来年の困難な国内経済環境に加えて、来年初頭には依然として政治的不確実性が高く、政権交代後も短期的に所得が改善されず、消費者が支出を控えるリスクがあると専門家は指摘。 NielsenIQ|Ebit ではブラックフライディー当日の金曜日の売上は 23% の下落を記録している。

協会やコンサルタントを驚かせた25日の売上高減少は、ブラジルでブラックフライディー商戦が導入された過去12 年間で最大の落込みを記録。ブラジル国内のすべての地域で売上減少をきたし。 インフレ指数を考慮しない名目売上は、インフレ指数以下の前年同期比3% ~ 9% の増加に留まっている。

また、耐久消費財の値上げに伴う商品価格の上昇や、政策誘導金利Selicの上昇の影響もあり、購買力が低下した。 昨年のブラックフライデー以降ではSelic金利はほぼ 2 倍に上昇、小売店の独自カルネ―月利は8.0%~15.0%に達している。

今年10 月と 11 月の売上高予想は、先週金曜日のブラックフライディーで大幅な落込みを記録したが、11 月 1 日~25 日までの売上は8.5% 減少の165 億レアルに留まっている。

ブラックフライディーの総注文数は2 年連続で減少、 — 金曜日当日は、1 年前の 0.5% 減少と比較出来ない23.7%減少。 名目平均購買支出は5.9%に相当する R$733に留まっている。

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