5日のブラジル中央銀行の最終フォーカスレポートによると、2022年のブラジルの正式なインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)は、前回予想の5.91%から5.92%と若干の上方修正している。
また2023年の広範囲消費者物価指数(IPCA)は5.02%から5.08%に上方修正された一方で、2024年の広範囲消費者物価指数(IPCA)は前回同様3.50%に据え置かれている。
今年末の政策導入金利(Selic)は13.75%に据え置かれたが、2023年末のは11.50%から11.75%に上方修正、2024年末のSelic金利も8.25%から8.50%に上方修正されている。
中銀の今年最後の通貨政策委員会(Copom)は今週開催されるが、今年のIPCA指数の中央目標値は3.50%、2023年は3.25%、2024年は3.0%に設定されているが、許容範囲は±1.50%に設定されている。
今年のブラジルのGDP伸び率は前回予想の2.81%から3.05%と大幅に上方修正、2023年のGDP伸び率は0.70%から0.75%、2024年のGDP伸び率は1.70%から1.71%とそれぞれ若干上方修正されている。
2022年第3四半期のブラジルの国内総生産(GDP)伸び率は前四半期比0.4%増加、前年同期比では3.6%増加、今年初め9か月間の累計GDP伸び率は3.0%増加、過去12カ月間では3.2%増加を記録している。
今年末のレアル通貨に対するドルの為替は前回予想のR$5.27からR$5.25 、2023年末は前回同様R$5.25据置かれたが、2024年末はR$5.20からR$5.23%に若干修正されている。