11月の先行雇用水準は2020年7月以降で最低(2022年12月6日付けヴァロール紙)

就労・失業者管理センター(Caged)の統計を基にした経済省の発表前に実施されるゼツリオ・バルガス財団ブラジル経済研究所(FGV/Ibre)の先行雇用(IAEmp)調査によると、今年11月の先行雇用指数(IAEmp)は6.7ポイント減少の73.1ポイントと大幅に減少している。

今年11月の先行雇用指数(IAEmp)73.1ポイントは、COVID-19パンデミック中の2020年7月に記録した66.1ポイント以降では最低の先行雇用指数(IAEmp)を記録、今年9月~11月の月間平均先行雇用指数(IAEmp)は、3.1ポイント減少の78.9ポイントとなっている。

11月のIAEmpの結果は前月に続く減少を記録。 先行雇用指数レベルは低水準に戻り、パンデミックの初期段階に近づいている。 一部の産業セクターですでに観察されている経済減速の予想と、大統領選挙期間中の先行き不透明感がIAEmp をさらに悪化させている。

今後数か月の雇用傾向は依然として不確実であるが、2023年の変わり目に記録されるはずの景気減速から雇用市場が無傷で通過するとは想像しがたいと、FGV IbreのエコノミストのRodolpho Tobler氏は指摘している。

11月の先行雇用指数(IAEmp)調査の 7つの構成要素すべてが、悪化しており、特にビジネストレンド指数は1.3ポイント減少、サービス部門先行雇用指数は1.0ポイント減少、 景気動向指数と業界景気動向指数もそれぞれ1ポイント減少、消費者未来地域雇用指数は0.9ポイント減少している。

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