11月のポウパンサ預金の月間出超額は74億⒎4190万レアルを記録(2022年12月6日付けヴァロール紙)

2022年11月のポウパンサ預金の月間出超額は74億⒎4190万レアルを記録、ブラジル中央銀行では今年8月から政策誘導金利Selicを13.75%に据え置いているために、6か月間連続で出超を記録している。

また今年10月のポウパンサ預金の月間出超額は110億⒎00万レアルを記録、6月から5ヶ月連続での出超を記録しているとブラジル中央銀行では発表していた。

今年9月のポウパンサ預金の月間出超額は、53億4,900万レアルと10月の出超額の半分以下に留まっていたが、8月のポウパンサ預金の月間出超額は、統計を取り始めた1995年1月以降では最高となる220億1,500万レアルに達していた。

今年11月にポウパンサ預金への預金総額は3,045億8,000万レアルにたいして、引出総額は3,119億9,800万レアルに達していた。また今年初め11か月間のポウパンサ預金はSelic金利の上昇に反比例して、引出総額が預金総額を1,094億9,600万上回っている。唯一今年5月ンのポウパンサ預金は預金総額が引出総額を35億1,400万レアル上回っていた。

5月を除いた全ての月でポウパンサ預金の引出総額が預金総額を上回ったために、11月末のポウパンサ預金残高は、9月には既に1兆レアルを割込む9,864億5,900万レアルまで落込んでいる。

2020年8月にはCOVID-19パンデミックの影響で、ポウパンサ預金は増え続けて1兆レアルを上回り、今年7月迄1兆レアルを上回っていたが、Selic金利の高止まりで8月以降は1兆レアルを下回っている。

11月のポウパンサ預金の利払いは61億6,600万レアル、不動産信用 (SBPE) に適用された資金は43億 5,500 万レアルの純引き出しを記録。 また農村信用(SBPR)に適用された資金は30億6,400万レアルの流出があった。

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