2022年の納税金額は前年比11.5%増加の約2兆9,000億レアル(2022年1月4日付けヴァロール紙)

ジャイール・ボルソナロ大統領の再選を目指した各種の免税政策の導入や製品やサービス価格の上昇を招く高止まりするインフレにも拘らず、2022年の国庫庁への納税総額は、過去の記録を更新する税収を記録している。

サンパウロ商業会(ACSP)のサンパウロ市ダウンタウンに設置されているブラジルの累積納税計測カウンターImpôstometroによると、2022年の累積納税総額は2兆8,900億レアルと過去最高を更新している。

累積納税計測カウンターImpôstometroによる総計は、連邦政府、州政府、地方自治体の 3 つのレベルでの徴収総計で、これには手数料、拠出金、罰金、利子、および金銭的修正を含み、2.6 兆レアルが徴収された 2021 年と比較して 11.5% の増加に相当している。

ジャイール・ボルソナロ大統領の再選を念頭に置いた燃料、電力エネルギー料金や通信関連の大幅な減税政策の導入にも関わらず、2022年の納税は、連邦税が牽引したとサンパウロ商業会(ACSP)Instituto Gastão Vidigal協会エコノミストのUlisses Ruiz de Gamboa氏は指摘している。

高止まりしているインフレで、製品やサービス料金が上昇とUlisses Ruiz de Gamboa氏はコメント、ブラジルの税負担率は、新興国の基準からすれば非常に高い。 税負担を軽減するには行政改革と公共支出の抑制が不可欠と指摘している。

 

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