Refinitiv社の調査によると、2022年の米国のリセッション入り、ロシアによるウクライナ侵攻などの影響で、世界の企業の買収・合併は前年比50%減少の1兆6,800億ドルに留まっている。
昨年の世界の企業の買収・合併は、世界的な金利の上昇、ファイナンスの縮小、債券市場の動揺、景気後退の可能性など、さまざまな財務上の困難に直面したため、2022年の企業合併・買収は大幅に減速していた。
昨年の世界の企業の買収・合併は前年比50%減少の1兆6,800億ドルに留まったにも拘らず、COVID-19パンデミック前の水準を維持している。
ビジネスアドバイザーは、M&A が昨年の低迷から 2023 年には回復すると予想しているにも拘らず、米国の連邦準備制度理事会によるさらなる利上げのペースと、インフレ率が40年ぶりの高値に達した後も緩和し続けている確証が必要となっている。
2022年のM&Aの勢いを弱めた要因として、最も重要な要素は信頼感と法律事務所Debevoise & Plimpton社M&A担当パートナーのWilliam Regner氏は、指摘している。