2022年のブラジル中央政府の財政プライマリー収支は541億レアルの黒字計上(2023年1月27日付けヴァロール紙)

2022年度の中銀、国庫庁並びに社会保障院(INSS)で構成される中央政府のインフラ指数を差引いた実質財政プライマリー収支は、540億8,600万レアルの黒字を計上、昨年12月は44億レアルの黒字を計上していた。

中央政府の財政プライマリーが黒字を計上したのは2013年を最後に、経済リセッションに突入した2014年からCovid‐19パンデミック対応の大幅な支出を余儀なくされた2021年まで、連続8年間は赤字を計上していた経緯があった。

連邦政府による2022年の中央政府の財政プライマリー目標額は1,705億レアルの赤字が見込まれていた一方で、連邦公社の配当金増加及び大幅な公共投資削減などの要因で、パウロ・ゲーデスが率いる経済省の黒字予想の500億レアル突破する黒字計上を記録している。

昨年12月の中央政府の純歳入総額は、前年同月比マイナス6.1%に相当する1,722億400万レアルに留まっていた。一方純歳出総額は、マイナス0.6%に相当する1,677億7,000万レアルであった。

2022年度の連邦政府の歳出総額は、上限額の97.7%に相当する1兆6,420億レアル、上限額は1兆6,800億レアルに設定されていた。

 

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