今年1月の企業経営者の景況感指数は2021年3月以降で最低(2023年2月1日付けヴァロール紙)

ジェツリオ・ヴァルガス財団(FGV)の調査によると、2023年1月の企業経営者の景況感を計る企業経営者景況感指数(ICE)は、前月比2.1ポイント減少の88.6ポイントと2021年3月に記録した85.9ポイント以来最低の企業経営者景況感指数(ICE)に落込んでいる。

昨年第4四半期から始まった景気減速傾向の影響を受けて、昨年11月~今年1月の四半期の平均景況感指数(ICE)は3.2ポイント減少を記録しており、短期的な景気回復は見込めない。

ビジネス環境悪化は産業界全体に広がっているものの、商業部門及びサービス部門は割と堅調であり、今後3か月間は引き続いて低調に推移すると予想されているが、その後は改善に向かうとFGV Ibre 統計担当責任者のAloisio Campelo Jr氏はコメントしている。

今年1月の企業経営者の現状景況感指数(ISA-E) は、前月比4.3ポイント減少の90.9ポイントを記録、見通し信頼感指数(IE-E)は、1.9ポイント減少の86.0ポイントと2021年3月に記録した85.2ポイント以降では最低の見通し信頼感指数(IE-E)に落込んでいる。

企業経営者景況感指数 (ICE) は、FGV Ibre が作成したビジネス調査の対象となる鉱工業、サービス、商業、建設で構成される4セクターの信頼度指数を統合したものであり、1 月には、ICE を構成するすべてのセクターで信頼感が低下。 顕著な落込みは貿易部門とサービス部門で建設部門が続いている。

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