中銀の最終フォーカスレポートはSelic金利の引下げサイクルは予想より遅れると示唆(2023年2月6日付けヴァロール紙)

中銀の通貨政策委員会(Copom)の最終フォーカスレポートによると、今年のブラジルの正式なインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)は、前回予想の5.74%から5.78%に上方修正、2024年は3.90%から3.93%に上方修正したが、2025年の広範囲消費者物価指数(IPCA)は3.50%に据え置いている。

また今年末の政策導入金利(Selic)を前回同様12.50%に据え置いたが、2024年末のSelic金利は9.50%から9.75%、2025年末は8.50%から9.00%それぞれ上方修正している。

中銀の今年のインフレ指数の中央目標値は3.25%、2024年及び2025年は3.00%、許容値は±1.50%に設定されている。

今年のブラジルの国内総生産GDP伸び率は前回予想の0.80%から0.79%と若干下方修正、2024年のGDP伸び率は1.50%、2025年のGDP伸び率は1.89%それぞれ据置いている。

また今年末のレアル通貨に対するドルの為替はR$5.25。2024年末及び2025年末のドルの為替は前回同様R$5.30に据置いている。

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