13日発表のブラジル中央銀行の最終フォーカスレポートは、今年のブラジルの正式なインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)を前回予想の5.78%から5.79%に微増調整している。
また2024年の広範囲消費者物価指数(IPCA)も前回予想の3.93%から4.00%、2025年のIPCA指数も3.50%から3.60%に上方修正している。
今年末の政策導入金利(Selic)は前回予想の12.50%から12.75%、2024年末は9.75%から10.0%にそれぞれ上方修正したが、2025年末のSelic金利は前回同様9.00%に据え置いている。
中銀の今年のインフレ指数の中央目標値は3.25%、2024年及び2025年は3.00%、許容値は±1.50%に設定されている。
今年のGDP伸び率は、Selic金利の上方修正に反して前回予想の0.79%から0.76%に下方修正している。また2024年のGDP伸び率は前回同様に1.50%に据え置いたが、2025年のGDP伸び率は1.89%から1.85%に下方修正している。
今年末のレアル通貨に対するドルの為替はR$5.25%に据置、2024年末及び2025年末の為替も前回同様R$5.30に据え置いている。