2022年の月間平均失業率は9.3%に大幅低下(2023年2月28日付けIBGEサイトより抜粋)

ブラジル地理統計院(IBGE)の継続的全国家庭サンプル調査(Pnad Continua)の調査結果を発表によると、2022年の月間平均失業率は、9.3%と2021年の13.2%よりも3.9%と大幅な失業率の低下を記録している。

昨年の月間平均失業者は、前年比27.9%に相当する390万人減少した一方で、過去最低の失業率を記録していた2014年の6.9%を依然として2.4%上回っている。

昨年の月間平均労働者人口は前年比7.4%増加の9,800万人に達し、2012年の月間平均労働者人口8,960万人を9.4%上回っている。

昨年の労働人口に占める労働者数は56.6%とCOVID-19パンデミック開始の2020年の51.2%から2年連続で増加を記録しているが、2013年及び2014年の58.1%よりも依然として1.5%減少している。

昨年の就職活動を諦めていた労働者は前年比19.9%減少の430万人、過去最高はCOVID-19パンデミックの2020年の550万人、過去最低は好景気が続いていた2014年の150万人であった。

2022年の労働手帳に記載される正規雇用者数は、前年比9.2%増加の3,590万人と2021年初めから増加傾向が継続している。一方労働手帳に記載されない非正規雇用者数は、前年比14.9%増加の1,290万人と2021年の1,120万人よりも170万人増加している。

2022年の平均自営業者数は前年比2.6%増加の2,550万人、統計を取り始めた2012年の2,010万人よりも27.3%に相当する540万人増加を記録している。

インフレ指数を差引いた月間平均サラリーは前年比1.0%に相当する28レアル安い2,715レアルに留まっているが、2012年比では1.3%微増に留まっている。

2012年~ 2022年の平均失業率推移

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=52636