ルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルヴァ大統領は、2日午前中にプラナルト宮で、新ボルサ・ファミリアプログラムによる貧困層向けの給付金支給を3月20日から開始するが、このプログラムの成功は厳格なチェック機能が働いで、初めて成功すると釘を刺している。
新ボルサ・ファミリアプログラムは、単一登録制度Cadastro Únicoが効果を発揮、給付金を必要としている貧困層だけに支給される場合に機能し、不正に給付金を受け取る人がいない様にブラジルのマスコミも協力してほしいとルーラ大統領は強調した。
ルーラ大統領は、給付金を必要としている人に支給するには仲介者は必要ないと述べた。今年2月には不正に給付金を受け取っている150万家庭をプログラムから除外すると通告している。
新ボルサ ファミリアプログラムでは、子供向けに150レアル、10 代の若者と妊婦向けに50レアルを追加。このプログラムはルーラ新政権のショーケースの1例であり、ルーラ大統領は自身のカリスマ性で、covid-19 パンデミック中に支払われた緊急援助及びブラジル救済(Auxílio Brasil)プログラムでジャイール・ボルソナロ候補に投票した有権者を自身の支持回復することを狙っている。
ルーラ大統領の優先事項は、ボロソナロ前大統領のAuxílio Brasilプログラムの平均給付額が 607 レアルに対して、新ボルサ・ファミリアプログラムでは、それを上回る714 レアルを支給する。
新ボルサ・ファミリアプログラムの給付金対象家族の収入は、 1 人当たり218レアルから210レアルに引き下げられるために、1カ月当たりの給付金対象は2,080万世帯まで拡大する。
新ボルサ・ファミリアプログラム向けの今年の公的資金支給総額は1,760 億レアルに達するが、昨年12月の国会で承認された議会によって 移行 PECでは 、1 家族あたり 600 レアルと追加の 150レアル を含む、1,750 億レアルの予算が確保されている。