27日の中央銀行の最終フォーカスレポートによると、2023年のブラジルの正式なインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)は、前回予想の5.95%から5.93%に下方修正している。
一方2024年の広範囲消費者物価指数(IPCA)は、前回予想の4.11%から4.13%に上方修正、2025年の広範囲消費者物価指数(IPCA)も3.90%から4.00%に上方修正している。
中銀の今年のインフレ指数の中央目標値は3.25%、2024年及び2025年は3.00%、許容値は±1.50%に設定されている。
今年末の政策導入金利(Selic)は前回同様12.75%に据置、2024年末の Selic金利は10.00%、2025年末のSelic金利は9.00%に据え置いている。
今年のGDP伸び率は前回予想の0.88%から0.90%に上方修正、2024年のGDP伸び率は1.47%から1.40%に下方修正した一方で、2025年のGDP伸び率は1.70%から1.71%に上方修正している。
今月2日のブラジル地理統計院(IBGE)の発表によると、2022年のブラジルの国内総生産GDP伸び率は前年比2.9%増加したが、昨年第4四半期のGDP伸び率はマイナス0.2%を記録していた。
今年末のレアル通貨に対するドルの為替はR$5.25 に据置、2024年及び2025年末のレアル通貨に対するドルの為替はR$5.30に据え置いている。