化学品部会並びに食品部会共催の2023年上期の第4回部会長フォーラムは、2023年3月29日午前9時から10時まで開催。司会は森谷伸晃フォーラム委員長が務めた。
食品部会の尾崎英之副部会長は、テーマ 2022年下期の振り返り並びに今後の展望、副題「世界的な高インフレの影響を乗り越える」について、食品部会員企業の主要及びサブ会員の状況、市場及び会員企業状況ではカテゴリー別動向及び会員企業状況では、調味料、酒類、コーヒー、チョコレート、即席めん、乳酸菌飲料、BtoB素材、外食、農産加工、関連業種セクターの動向及び収益状況を説明。世界的な高インフレの影響では、物価上昇、原材料コスト、物流コスト、エネルギーコスト上昇への取組として、価格転嫁、高付加価値商品へのシフト、販売拡大への取組、会員企業各社のトピックスを紹介した。
化学品部会の古賀貴部会長は、テーマ 2022年下期の振り返りと今後の展望について、ブラジル化学品業界の売上推移及びセグメント別売上、化学品市場トレンドでは国別シェア、自動車関連化学品生産トレンド、フレキシブルパッキング生産トレンドを説明。また加盟社アンケートでは輸送、ヘルスケア、農業、印刷部門の回顧と展望。官民合同会議への要望などついて説明した。
続いて日農ブラジル社のレアンドロ・マルチンス氏は英語でテーマ「アグロテックマーケット」について、ブラジルの地域別穀物生産、アマゾン地域、パンパ地域、セラード地域及びカアチンガ地域の面積や植生の特徴、中西部地域、南部地域、南東部地域及び北東部地域の主要な生産物、ブラジル国内の土地利用、アグロビジネスのGDP伸び率の推移、ブラジルの主要な穀物生産、輸出量、輸出シェア、日本とブラジルの耕作面積推移の比較などについて説明した。質疑応答では長寿の日本のヘルスケアブランド力が挙げられた。