中銀は今年のインフレ指数を5.98%に上方修正(2023年4月10日付けヴァロール紙)

10日ブラジル中央銀行の最終フォーカスレポートによると、2023年のブラジルの正式なインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)は、前回予想の5.96%から5.98%に上方修正している。

また2024年の広範囲消費者物価指数(IPCA)は、4.13%から4.14%と若干上方修正したが、2025年のIPCAは前回同様に4.00%に据え置いている。

2023年末の政策導入金利(Selic)は12.75%に据置、2024年は10.00%、2025年末のSelic金利は9.00%それぞれ据え置いている。

中銀の今年のインフレ指数の中央目標値は3.25%、2024年及び2025年は3.00%、許容値は±1.50%に設定されている。

また今年のGDP伸び率は0.90%から0.91%に微増した一方で、2024年のGDP伸び率は1.48%から1.44%、2025年のGDP伸び率は1.80%から1.76%それぞれ下方修正している。

ブラジル地理統計院(IBGE)の発表によると、2022年のブラジルの国内総生産GDP伸び率は前年比2.9%増加したが、昨年第4四半期のGDP伸び率はマイナス0.2%を記録していた。

今年末のレアル通貨に対するドルの為替は前回同様R$5.25 、2024年末はR$5.30からR$5.27 とレアル高に修正、2025年末のドルの為替は前回同様R$5.30に据え置いている。

Selic金利予想の推移

2023年及び2024年のGDP伸び率の予想推移

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