ブラジル地理統計院(IBGE)の月間サービス生産量調査(PMS)の発表によると、2023年1月のサービス部門提供量(生産性指標)は、前月比マイナス3.1%を記録、統計を取り始めた2012年初めからでは最高の落込みを記録している。
2022年12月のサービス部門提供量(生産性指標)は、前月比2.9%と大幅な増加を記録していたが、今年1月は一転して大幅な落ち込みを記録したが、Covid-19 パンデミック直前の2020年2月の水準を10.3%上回っている。
今年1月のサービス部門提供量は前年同月比では6.1%増加、今年1月の過去12か月間の累積サービス部門提供量は前年同期比8.0%増加を記録している。
Valor Data社の25金融機関やコンサルタント会社対象の1月のサービス部門提供量の前月比の調査によると、最低予想はマイナス2.1%、最高予想は1.2%、平均予想はマイナス1.4%であった。
今年1月のサービス部門提供量のセクター別の前月比との比較では、輸送セクターはマナス3.7%、その他のサービスセクターはマイナス9.9%、教育・研究機関などの公共サービスセクターはマイナス1.5%を記録している。
一方今年1月の情報・通信サービスセクターは、昨年11月と12月の累積マイナス2.5%から一転して1.0%増加を記録、一般家庭向けサービスセクターは、昨年11月と12月の累積3.5%増加から継続して1.0%増加を記録している。
2022年1月~2023年1月までのサービス部門提供量の推移