今年3月の経常収支は2億8,600万ドルの黒字計上(2023年4月25日付けヴァロール紙)

25日のブラジル中央銀行の発表によると、2023年3月のブラジルの経常収支は、昨年3月の30億1,600万ドルの大幅な赤字から一転して、2億8,600万ドルの黒字を計上している。

今年3月の過去12ヶ月間の累積経常収支は、GDP比2.66%に相当する522億5,100万ドルの大幅な赤字を計上している。

ブラジル中央銀行の四半期インフレレポート (RTI)では、2023年のブラジルの経常収支は320億ドルの赤字を見込んでいる。

今年3月の海外投資家による対内直接投資額は、76億⒎300万ドルと昨年3月の68億⒎500万ドルを約8億ドル上回っている。

今年3月の過去12か月間の累積対内直接投資残高はGDP比4.57%に相当する897億3,000万ドルとCOVID-19パンデミックの悪影響を受けていた前年同期のGDP比2.8%を大幅に上回っている。

今年3月の過去12か月間の累積対内直接投資残高897億3,000万ドルは、GDP比2.66%に相当する経常収支赤字を十二分にカバーする投資残高を記録している。

ブラジル中央銀行の四半期インフレレポート (RTI)では、2023年のブラジルへの対内直接投資総額は750億ドルを見込んでいる。

今年3月の海外投資家によるブラジル国内の金融投資残高は、24億1,500万ドルを記録したが、昨年3月は、マイナス64億5,400万ドルの売り越しを記録していた。、、

また今年3月のブラジル国債などの確定金利付き投資は、政策誘導金利Selicが13.75%を維持している影響で12億5,600万ドルの買い越しを記録している。

一方今年3月の海外投資家によるサンパウロ証券取引所B3やニューヨーク証券取引所を経由した株式投資は、マイナス33億2,200万ドルの売り越しを記録している。

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