Goldman Sachs は年末の為替をR$ 4,40 のレアル高予想(2023年6月19日付けヴァロール紙)

Goldman Sachs は、ドルの為替に対するレアル通貨にはまだ上昇の余地があり、「当社の推定公正価値である約4.30レアルに対して、依然として約10%割安で取引されているとコメントしている。

下降するインフレ統計と、先週S&Pグローバルによるブラジルの格付け見通しの安定的からプラスへの変更でブラジル経済に関する最も楽観的な見通しを受けて、ゴールドマン・サックスのストラテジストらは為替市場の予想変更を開始、年末のレアル通貨に対するドルの為替は4.40レアルに達すると予想している。

最近の大幅なレアル通貨の上昇の後に若干の下落が起こる可能性はあるものの、レアルにはまだ上昇の余地がある理由として、「我々の推定公正価値である約4,30レアルに対して、依然として約10%割安で取引されている。

ゴールドマン・サックスは同銀行の顧客に送付した報告書で為替レートの予想を修正し、より高いレアルを予想し始めた。今後3か月以内のドルの見積りを4.90レアルから4.60レアルに引き下げた。 6 か月以内に R$4.85 から R$4.40 に修正。 今後12 か月間では R$4.80 から R$4.40を予想している。

現在のシナリオを踏まえると、ゴールドマンは、為替レートの上昇とインフレ期待の低下に加え、こうしたインフレ率の低下はブラジル中央銀行に好都合で、現在のシナリオに対する方向性を変える余地を生むはずであると評価している。

ブラジル中央銀行が近い将来にSelic金利の引き下げを開始したとしても、実質金利の高い出発点とインフレの継続的な進行を考慮すると、金利差は引き続き為替レートにとって有利であり、キャッシュフローの流入が続くだろうとストラテジストらは指摘している。

 

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