今年5月のブラジルの公的負債総額はマイナス0.31%の6兆レアル(2023年6月28日付けヴァロール紙)

28日のブラジル国庫庁の発表によると、ブラジルの2023年5月末の公的債務残高は、前月比マイナス0.31%の6兆130億レアルを記録している。

今年5月のブラジルの公的債務残高6兆130億レアルの内訳では、対内債務残高は5兆7,670億レアルに対して、対外債務残高は2,467億レアルを記録している。

今年5月のブラジルの公的債務残高6兆130億レアルは、国庫庁の年間ファイナンス計画(PAF)の2023年度の公的債務残高の目標許容範囲の6兆4,000億レアル~6兆8,000億レアルを下回っている。

今年5月の対内債務残高5兆7670億レアルは前月比マイナス0.40%、対外債務残高2,467億レアルは前月比1.8%増加を記録している。

今年5月のブラジル国債発行総額は1,399億2,000万レアルに対して、償還総額は2,149億6,000万レアル、償還総額が国債発行総額を750億4,000万レアル上回っている。

今年5月末のブラジルの公的負債の平均償還期間は、世界平均の3.99年を上回る4.07年を記録、また5月のブラジル国債の平均償還期間は、4月の5.43年を下回る5.33年まで縮小している。

5月のブラジル国内の住居者の公的債務残高の比率は、全体の9.56%に相当する5,510億7,000万レアルと4月の9.51%に相当する5,509億5,000万レアルよりも若干増加している。

5月の投資ファンドが占める公的負債比率は、4月の23.57%から23.72%と若干増加、民間銀行の比率は23.51%から23.55%に微増、ファイナンシャル関連は28.82%から28.74%と若干微減、政府系ファンドは4.14%から3.90%と若干微減、保険関連は4.07%から4.08%微増している。

連邦政府の公的債務残高のうち変動金利負債の比率は、4 月の 38.84% から 5 月は 39.74%に微増。国庫庁の年間ファイナンス計画(PAF)では 今年の公的債務残高のうち変動金利負債の比率は38%~42%の変動を予想している。

5月の連邦政府の公的債務残高のうち確定金利付き負債比率は4月の24.81%から26.17%に微増、インフレ指数連動は32.11%から29.76%に減少、為替連動負債比率は4.24%から4.33%に微増している。

 

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