今年第2四半期の失業率は8.0%と2014年同期以降では最低の失業率を記録(2023年7月28日付けヴァロール紙)

ブラジル地理統計院(IBGE)の継続的全国家庭サンプル調査(Pnad Continua)の調査結果を発表によると、2023年第2四半期の月間平均失業率は、8.0%と今年第1四半期の8.8%を0.8%下回り、前年同期の9.3%よりも1.3%と大幅な失業率の減少を記録している。また第2四半期の月間平均失業率としては、2014年第2四半期以降では最低の失業率を記録している。

ヴァロール社が26社のコンサルタント会社及び金融機関対象の調査では、最低予想失業率8.1%、最高失業率8.4%、平均失業率8.2%を上回っている。

14歳以上の労働者で就職活動をしているにも拘らず、第2四半期の月間平均失業者数は860万人を数えているが、今年第1四半期の平均月間失業率8.3%に相当する78万5,000人減少、前年同期比では14.2%に相当する140万人の失業者の減少を記録している。

第2四半期の月間平均雇用者数は、前四半期比1.1%増加の9,890万人を記録、前年同期比では、0.7%に相当する64万1,000人が雇用されている。

Covid-19 パンデミックが発生した2020年の失業者は大幅な増加を記録したが、2021 年の第 2 四半期から雇用が増加傾向を示している。

今年第2四半期の労働人口に占める雇用比率は前四半期比0.5%増加の56.6%、前年第2四半期比では同じ水準で安定している。

今年第2四半期の就職活動をしていない失業者は前四半期比5.1%減少の370万人、前年第2四半期では13.9%と二桁台の減少を記録している。今年第2四半期の平均賃金は前四半期比並みの2,921レアル、前年同期比では6.2%増加を記録している。

2012年3月から2023年4月までの各四半期の平均失業率の推移

2012年3月から2023年4月までの各四半期の平均賃金の推移

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