フィッチ・レーティングスは、先週ブラジルのソブリン格付けを「BB-」から「BB」に引き上げたことを受け、ブラジル企業19社の長期信用格付けを安定的な見通しとして「BB」から「BB+」に引き上げた。
フィッチ・レーティングスはペトロブラス石油公社以外にもサンパウロ州水道会社(Sabesp), Rumo, Localiza, Engie Brasil, Rede D’Or, Energisa, Taesa, BR Malls, Alupar, 聖州電力公社 (Cesp), Companhia de Gás de São Paulo (Comgás), MRS Logística, Energisa Minas Rio, Energisa Paraíba, Energisa Sergipe, Aché Laboratórios Farmacêuticos, Transportadora Associada de Gás (TAG) e Globo Comunicação e Participaçõesの18 社の格付けをBB’から‘BB+’に格上げしている。
ブラジルの格付け上昇は、近年の相次ぐショックの中でも予想を上回るマクロ経済・財政実績、この実績を維持した積極的な政策や改革、そして新政権がさらなる改善に努めるという期待を反映している。
ソブリン格付けにも同様のことが起こった場合、これらの企業の格付け見通しがポジティブに修正されるか、格付けが再び引き上げられる可能性がある。逆に、ソブリン格付けが引き下げられた場合、企業の格付けにも同様の影響を及ぼす。