.22日夜、下院議会では歳出上限法に替わる新財政均衡法案が可決されたが、ルイス・イナシオ・ルーラ大統領のサイン待ちとなっている。
この新財均衡法案の承認はルーラ政権とフェルナンド・ハダジ財務相当の勝利であり、圧倒的多数の賛成票を獲得した要因として、アルトゥール・リラ下院議長(PP/AL)の各政党党首への根回しによる政治的手腕が光っている。
この新財政均衡法案は下院で賛成379票、反対64票という大賛成票で承認され、すでに新規則に基づいて政府が2024年予算(PLOA)を提出できるのに間に合うように承認された。
しかし下院での投票が締め切られたこの新財政均衡法案には、与党が強固に通したかったインフレ指数に連動した政府の支出を認める上院に挿入される抜粋を承認するという要求は除外されている。
さらに、新財政均衡法案の承認後に政府にとって最も難しい部分が待ち構えており、承認された法案テキストでは、連政府の財政収支を赤字から脱却し、2024年に基礎的財政赤字をゼロにすることが規定されている。連邦政府の財政収支赤字解消にはまだ約1,000億レアルが不足していると見込まれている。
来年の連邦政府の財政プライマリー収支がGDP比0.25%の赤字を許容するルールの許容範囲を考慮しても、2024年の財政赤字目標について金融市場で懐疑的な見方があるのは否定できない。
来年の財政プライマリー収支赤字をゼロを達成するために、ハダジ財務相は今後どのような措置を計画しているのか?
- 専用ファンドおよび国内ファンドへの課税
- オフショアファンドへの課税
- JCP(資本利息)の控除の終了
- 租税資産管理理事会(Carf)のキャスティング投票
- スポーツ賭博の規制
- 海外からの物品購入に関する新ルール