7月のスーパーマーケットの売上は3.37%大幅増加(2023年8月31日付けヴァロール紙)

ブラジル・スーパーマーケット協会(Abras)の発表によると、2023年7月のスーパーマーケットの売上は、前年同月比3.37%と大幅な伸び率を記録、前月比でも4.24%と大幅な増加を記録している。

ペトロブラス石油公社による燃料価格の値上げの影響は、来月からの食料品価格に反映されることが避けられず、また工業製品の値上げはスーパーマーケットの在庫如何にかかっていると同協会のマルシオ・ミラン副会長は説明している。

今年上半期にはボルサ・ファミリア関連の854億レアルやガス援助プログラムによる19億レアルなどの補助金の放出で、一般消費者に恩恵をもたらしたとマルシオ・ミラン副会長は指摘している。

7月の食品部門のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)はマイナス0.66%、また7月の幅広い消費品目 35 品目で構成されるいわゆるアブラスメルカド バスケットは、前月比 マイナス1.51% の730.06 レアルで、2022年2月以来の最低のバスケット価格を記録している。

7月のアブラスメルカドのバスケット価格の下落は、フェジョン豆、大豆油、ジャガイモなど、6月にも注目された品目の価格下落を反映している。

今年7月のフェジョン豆の価格はマイナス9.24%と大幅に減少、今年初め7カ月間でもマイナス4.91%と大幅なデフレを記録している。また前記同様大豆油はマイナス4.77%、マイナス28.12%、ジャガイモはマイナス3.03%、マイナス7.36%とそれぞれデフレを記録している

一方、7月の精糖価格は1.58%増加、今年初め7カ月間では4.3%増加、前記同様に玉葱は1.84%増加したが、今年初め7カ月間ではマイナス42.4%であった。

スーパーマーケット 部門は1月から7月にかけて187店舗を新規オープンし、そのうち105店舗がスーパーマーケット、82店舗がキャッシュアンドキャリーだった。さらに251店舗が営業を再開した。

 

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