ブラジル地理統計院(IBGE)は9月1日、2023年第2四半期(4~6月期)の国内総生産(GDP)の成長率が、前期と比較して0.9%増加を記録したとする国民経済統計を発表した。
バロール紙が72社の金融機関とコンサルティング会社から集めた事前予想の平均(+0.3%)を大幅に上回る伸び率を記録。最低予想はマイナス0.1%、最高予想は0.8%増加であった。
今年第2四半期のGDP伸び率は前年同期比3.4%増加、予想の平均伸び率は2.6%、最低予想は0.1%増加、最高予想は3.2%増加であった。
今年第2四半期の製造業、鉱業、建設業並びに電力エネルギー・ガス配給・生産部門を含む鉱工業部門のGDP伸び率は前四半期比0.9%増加を記録している。
前記同様に商業、金融仲介、公共サービスを含むサービス部門のGDP伸び率は0.6%増加。農畜産部門のGDP伸び率はマイナス0.9%に留まった。
また今年第2四半期の一般家庭消費のGDP伸び率は0.9%増加、連邦政府の公共支出のGDP伸び率は0.7%増加、国内総固定資本形成(FBCF)は0.1%増加、輸出は2.9%増加、輸入は4.5%増加を記録している。
2019第1四半期~2023年第2四半期の前四半期比のブラジルのGDP伸び率の推移
2019第1四半期~2023年第2四半期の前年同期比のブラジルのGDP伸び率の推移
2019第1四半期~2023年第2四半期の前年同期比の農畜産部門のGDP伸び率の推移
2019第1四半期~2023年第2四半期の前年同期比の鉱工業部門のGDP伸び率の推移
2019第1四半期~2023年第2四半期の前年同期比のサービス業部門のGDP伸び率の推移
2010年~2022年のGDP伸び率、2023年は第2四半期の過去12カ月間のGDP伸び率