民間企業の労働者の50.8%は5人までの小企業に勤務(2023年9月15日付けヴァロール紙)

15日発表のブラジル地理統計院(IBGE)の全国家庭サンプル調査(Pnad)によると、2022 年の民間企業の労働者の50.8%は5人までの小企業に勤務していることが判明している。

2012年から開始された民間企業の労働者実態調査では、2012年の5人までの小企業の従業員の比率は46%、2013年の予備2014年の比率は45.9%と若干減少したが、2015年以降は47.0%以上で推移しているが、Covid-19 パンデミック時の2020年及び2021年の実態調査は中断させていた経緯があった。

2022 年の民間企業の5人までの小企業の労働者比率50.8%は4,140万人の労働者に相当、家政婦を除く民間企業の労働者総数は8,150万人となっている。

2022年の調査では、5人までの小企業の労働者比率50.8%に次いで多いのは、従業員数が51人以上の民家員企業で比率は27.8%、労働者総数は2270万人となっている。

また従業員数が6人から10人までの民間企業の労働者の比率は9.5%、11人から50人までの労働者の比率は12.0%となっている。

2022年の州別調査では、調査対象の27州のうち18州で5人までの従業員比率が全国平均の50.8%を上回っていた。5人までの従業員比率が60%上回ったのは11州であった。

しかしロンドニア州では民間部門労働者の72%が従業員5人までの民間企業に勤務している一方で、ブラジリア連邦直轄地では41%と最低比率。次いでサンパウロ州は41.4% となっている。

2012年~2022年までの民間企業の規模別従業員比率の推移

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=55776