総務委員会(中村茂雄委員長)所属の安全対策チーム(北村倫章リーダー)主催のオンライン「安全対策セミナー」は、2023年9月19日午後5時30分から6時30分まで開催、講師に仲谷 嘉行 在サンパウロ日本国総領事館 領事を迎えて、テーマ:『サンパウロの治安情勢と安全対策』と題して日本語で講演。司会は北村リーダーが務め、梅田副委員長が開催挨拶を行った。
初めに仲谷嘉行領事は、サンパウロの治安情勢と安全対策について、サンパウロの治安情勢として2013年以降の殺人事件、強盗事件並びに窃盗事件の発生件数の推移、2013年以降の邦人被害の推移及び犯罪傾向について説明。邦人被害の多発地域としてリベルダーデ地区、ダウンタウン、パウリスタ大通り、パライゾ地区。
続いて防犯に対する心構えや対策として、周囲を観察する動作による警戒心維持、ラフな服装と最小限の所持品の分散所持、犯罪被害に遭遇した時の対処として、犯人の指示に従い、犯人の顔を見ない。抵抗などと誤解される素早い動きの禁止が特に重要と指摘。また予防に勝る防犯はないと説明。被害届の重要性として、警察は被害届を基に状況把握や分析、犯罪地域や拠点、防犯対策や捜査支援に役立つために、インターネットによる被害届や大使館・総領事館への連絡の重要性を強調した。質疑応答では犯罪防止に対する防弾車使用の必要性。講師を招いて職場で講演したいが、その方法は。防弾車に乗っている時の拳銃を向けられた時は窓を開けるべきか。警備員やボディーガードの必要性などが挙げられた。
セミナー動画はこちら→https://youtu.be/YHNvWHWIeDA