サンパウロ州政府のタルシジオ・デ・フレイタス州知事(共和党)は、3日早朝からのストライキは公社の民営化、利権、アウトソーシングに反対してメトロ、サンパウロ都市圏鉄道会社(CPTM)、サンパウロ州水道会社(Sabesp)の労働者と労働組合が行ったストライキを攻撃し、この動員は「違法」であると強調している。
タルシジオ州知事は、今回のストライキは地下鉄とCPTM路線の民営化を評価するというサンパウロ州政府の信念を強化するものであり、両公社の売却は2022年の州知事選挙でサンパウロ州民によって承認されていただろうと説明している。
同州知事は今日のストライキを「政治的・イデオロギー的利益」と2024年の市町村選挙と関連付けて政治問題化し、また、ギリェルメ・ボウロス連邦下院議員(Psol)のサンパウロ市長選への立候補前についても間接的に批判した。
またタルシジオ州知事は、今回のストライキは我々が正しい道を進んでいるという確信を強めたと述べている。
タルシジオ州知事は記者団に対し、我々が実施する調査次第ではメトロとCPTM路線は民営化または認可される可能性があると説明している。
ま同州知事は、2022年の地方統一選挙期間中、サンパウロ州公社の民営化を擁護し、州公社の民営化は世論調査で承認されていたと繰り返し強調している。
タルシジオ州知事はメトロ、サンパウロ都市圏鉄道会社(CPTM)、サンパウロ州水道会社(Sabesp)の労働者と組合の運動を厳しく批判し、ストライキの権利濫用と指摘している。
この10月のストライキは終了後に、組合側は11月のストライキを計画している可能性があり、これがストライキ権の濫用に他ならないと指摘している。
タルシジオ州知事は2024年の市長選挙を見据え、今回のストライキは来年の選挙との関連性が否定できないと指摘、今後もこうしたストライキ運動が繰り返されることを憂慮している。今回は4回目のストライキの試みで、2回目は短期間に実行され、明らかに政治的動機があると示唆している。
連立与党のリカルド・ヌーネス市長(MDB)を支持しているタルシジオ州知事は、残念ながら、今日では労働組合と政党が混同されている。特定の政党によるこれらの組合が支配されており、対話の意欲がまったくないことをすでに示している政党と説明した。
そして彼らは、来年の地方選挙での勝利を求めている。サンパウロ州政府と話し合いたくない人物が統治するサンパウロ市の先行きを心配しており、サンパウロ市長選に立候補が噂されているギリェルメ・ボウロス連邦下院議員(Psol)の名前は言及しなかった。