ブラジル中央銀行の発表によると2023年9 月のブラジルの経常収支は13億7,500万ドルの赤字計上したが、昨年同月の経常収支69億4,000万ドルの赤字の五分の一まで縮小している。
今年9 月の過去12か月間の累積経常収支は、GDP比1,92%に相当する398億3,200万ドルの赤字を計上している。
ブラジル中央銀行の最終四半期インフレレポート (RTI)では、今年のブラジルの経常収支は360億ドルの赤字を予想している。
今年9 月の海外投資家による対内直接投資残高は、37億5,200万ドルと昨年同月の96億2,800万ドルから大幅に縮小している。
今年9 月の過去12か月間の累積対内直接投資残高は、GDP比2,89%に相当する600億4,200万ドルと昨年同月のGDP比3,91%を大幅に下回っている。
今年9 月の海外投資家による株式などの金融関連投資残高は14億1,400万ドルの黒字を記録したが、昨年同月は32億8,600万ドルの赤字を記録していた。
今年9 月の海外投資家による確定金利付き投資は18億9,100万ドルを記録、ブラジル中央銀行では、今年の海外投資家によるブラジルの株式投資残高は100億ドルを見込んでいる。
今年9 月の外資系企業による本国への利益・配当金送金は、33億6,900万ドルと昨年同月の50億6,400万ドルを大幅に下回っている。昨年の送金総額は420億ドルであった。