7日の全国自動車工業会(Anfavea)の発表によると、2023年11月の新車登録台数は、前月比4.2%増加の21万2,600台、今年初め11か月間の累積新車登録台数は、前年同期比9.1%増加の206万台を記録している。
全国自動車工業会(Anfavea)では2023年の新車販売台数を前年比8.8%増加を見込んでいる。2022年の新車販売は自動車向け半導体供給不足やロシアによるウクライナ侵攻などの影響で物流コストが増加したために、各自動車メーカーでは在庫調整を余儀なくされていた経緯があったと全国自動車工業会(Anfavea)のMárcio de Lima Leite会長は指摘している。
ルーラ政権が採用した暫定令MP1175号による 5月実施開始、6月末まで継続された大衆車購買促進プログラムが功を奏して、7月のトラックやバスをふくむ新車販売台数は、前年同月比24%増加の22万5,600台を記録していた経緯があった。
しかし大衆車購買促進プログラ無が終了した後も継続して、新車販売は堅調に推移していると全国自動車工業会(Anfavea)のMárcio de Lima Leite会長は指摘している。
今年12月の新車販売ペースは引き続き好調で、新車登録台数は1日平均約1万4,500台で、前月の平均約1万台を上回っている。しかし、主にレンタル会社への直接販売が売上の大部分を吸収しており、今年の直接販売シェアは48%になると見込まれている。
新車の電動化が加速度的に上昇を続けており、今年のハイブリッド車並びに電気自動車の新車販売は、前年比80%増加に相当する8万9,000台が見込まれている。