通常よりも1日遅れの27日発表のブラジル中央銀行の最終フォーカスレポートによると、今年のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)を前回予想の3.82%から3.80%に下方修正されている。
2025年のIPCA指数は3,52%から3,51%に下方修正している。また2026年のIPCA指数は, 前回同様3,50%に据置いている。
2024年末の政策誘導金利 Selicは前回同様に9,00% に据置。2025年末のSelic金利も8,50%、2026年末のSelic金利も8,50%に据え置いている。
また2024年, 2025年並びに2026年のIPCA指数の中央目標値は3,00%、許容範囲は±1,50%に設定されている。
2024年のGDP伸び率は、前回予想の1,68%から1,75%,に大幅に上方修正した一方で、2025年及び2026年のGDP伸び率は2,00%.に据置いている。
2024年末のレアル通貨に対するドルの為替は、前回同様R$ 4,93に据置、2025年はR$ 5,00に据置。2026年末のドルの為替は前回予想のR$ 5,04に据え置かれている。