今年2回目の運輸サービス部会開催

運輸サービス部会(宮川俊介部会長)は、2020 年2月19 日午前10時から正午まで13 人が参加して開催、進行役は宮川俊介部会長が担当、2020 年上期の業種別部会長シンポジウム発表資料作成のために、前回選出した海運業界、その他物流業界並びに航空旅客業界、旅行・ホテル業界、航空貨物業界の各リーダーが2019年の回顧並びに2020年の展望について、ドラフト資料を基に発表した。

海運業界ではコンテナ輸送市況、アルゼンチン向け自動車輸出下落、ヴァーレ社のダム崩壊事故による鉄鉱石輸出減少、サイクロンによるオーストラリアの鉄鉱石輸出減少、中国で発生した豚コレラ、その他物流業界では不発に終わったトラック運転手ストライキ、税関システム導入延期、不透明な新型コロナウイルスの影響、インフラプロジェクト入札、E-Commerce拡大、港湾ストライキ、機体下部(ベリー)の貨物輸送の動向、航空旅客業界では有償旅客キロ、有効座席キロ、有償座席キロ、新型コロナウイルスによる中国発着便の減少、航空貨物業界では世界並びに南米、ブラジルの旅客貨物動向、燃油費動向、GRとVCP空港の貨物取扱、デジタルトランスフォーメーションによるデジタルフォワーダーの台頭、旅行・ホテル業界では、外資参入による国内航空運賃の減少、Latam並びにDelta航空の提携の影響、東京オリンピック・パラリンピック開催可能性、国内便/国際便発券枚数の動向などが挙げられた。

参加者は宮川部会長(ONE)、湯原副部会長(NYKブラジル)、今安副部会長(ブラジル日本航空)、内村氏氏(ブルーツリーホテル)、藤代氏(日通)、山田氏(クリックリートラベル)、金子氏(K-Line)、小宮氏(ツニブラ)、堤氏(ツニブラ)、谷口氏(IDL Assessoria Aduaneira)、中野副領事(サンパウロ総領事館)、平田事務局長、大角編集担当

左から今安副部会長(ブラジル日本航空)/湯原副部会長(NYKブラジル)/宮川部会長(ONE)

事務局便り JD‐016/20  「大使館情報」第141号(2020年2月号) 

                        JD‐016/20
                        2020年2月19日
会員各位
                        ブラジル日本商工会議所 事務局

在ブラジル日本国大使館より「大使館情報」第141号(2020年2月号)をいただきましたので転送申し上げます。

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—–Original Message—–
From: TSUMORI TADASHI
Sent: Friday, February 14, 2020 10:24 AM
To: secretaria@camaradojapao.org.br
Subject: 大使館情報(2月号)

商工会議所会員 ご各位

平素よりお世話になっております。
「大使館情報」第141号(2020年2月号)を送付いたします。
今月号のトピックスは,「2020年連邦予算案の裁可」,「伯のOECD加盟に対する米国の支持」,「マナウス工業拠点持続見本市の開催」(在マナウス総)等となっております。

今後,更に皆様のお役に立てるよう内容を充実させていきたいと思いますので,
ご意見・ご要望等ございましたら,下記連絡先までご連絡いただければ幸いです。
https://www.br.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

今後とも宜しくお願いします。

                                在ブラジル大
                                  津守

 

令和元年度秋の叙勲祝賀会を文協で共催

 2020年2月18日(火)19時30分よりブラジル日本文化福祉協会の多目的ホールで、「令和元年度秋の叙勲祝賀会」を日系団体共催で開催し、村田俊典会頭、安田 篤副会頭をはじめ会員企業が複数、また関係者が多数参加し盛大に祝賀が行われた。

 当商工会議所監事会議長でサンパウロ大学教授及び国外就労者情報援護センター(CIATE)理事長の二宮正人氏が瑞宝中綬章を受章した。二宮教授はサンパウロ大学法学部及び哲学・文学・人文科学部の教授として、また日本においても数々の大学で客員教授を務める他、国外就労者情報援護センター(CIATE)を設立し、訪日就労者及び帰伯訪日就労者の支援に尽力。日伯間の外交交渉などの伯側通訳を数多く務め、両国間の関係強化及び相互理解促進に大きく貢献している。

 またその他に令和元年度秋の叙勲では、ジャパン・ハウスサンパウロの名誉館長であるルーベンス・リクペロ氏が国連貿易開発会議の事務局長として、日本の目指す多角的自由貿易体制の構築を後押ししたことが高く評価され旭日大綬章を受賞。日伯戦略的経済パートナーシップ賢人会議伯側委員でもあるロベルト・ロドリゲス氏は、元 農牧食糧供給大臣として、ブラジルにおける日本式の農業協同組合制度を普及・発展させるとともに、日本側要人との交流を積極的に行う等、日伯農業関係の強化に大きく貢献したとして、旭日重光章を受賞。元 ブラデスコ銀行取締役社長であり、現在ブラデスコ銀行経営審議会会長を務めるルイス・カルロス・トラブッコ・カッピ氏は、長年にわたりサンパウロ日本祭り等の日系社会イベントで最大のスポンサーを務める等、ブラジルの日系社会を強力に支援してきたとして旭日中綬章を受賞。元 ブラジル税法研究所教授であり、元 ブラジル日本文化福祉協会評議員会会長を歴任したキヨシ・ハラダ氏は、法律の分野において幅広い活躍を行い、同分野における日伯間の学術交流の促進に寄与したとして旭日中綬章を受賞。サンミゲールパウリスタ日系文化体育協会会長、ブラジル太鼓協会会長を歴任し、現在ブラジル桜イペー連盟会長を務めるヤノ・ペドロ氏は、同連盟主導の下カルモ公園で毎年開催される桜祭りは15万人以上が来場するサンパウロ市の大型行事となっており、日本とブラジルの文化交流・友好親善に大きく貢献しているとして旭日双光章を受賞している。

( fotos: Jiro Mochizuki)

二宮監事会議長、瑞宝中綬章に輝く

2020年2月18日、当商工会議所監事会議長でサンパウロ大学教授及び国外就労者情報援護センター(CIATE)理事長の二宮正人氏が在サンパウロ日本国総領事公邸にて行われた令和元年秋の叙勲伝達・祝賀式の場で瑞宝中綬章を受章した。

二宮教授はサンパウロ大学法学部及び哲学・文学・人文科学部の教授として、また日本においても数々の大学で客員教授を務める他、国外就労者情報援護センター(CIATE)を設立し、訪日就労者及び帰伯訪日就労者の支援に尽力。日伯間の外交交渉などの伯側通訳を数多く務め、両国間の関係強化及び相互理解促進に大きく貢献している。

授章式には会議所から日系主要5団体長の一人として、村田俊典会頭及び二宮教授から招待を受けファミリーとともに平田藤義事務局長が出席した。

またその他に、ジャパン・ハウスサンパウロの名誉館長であるルーベンス・リクペロ氏が国連貿易開発会議の事務局長として、日本の目指す多角的自由貿易体制の構築を後押ししたことが高く評価され旭日大綬章を受賞。日伯戦略的経済パートナーシップ賢人会議伯側委員でもあるロベルト・ロドリゲス氏は、元 農牧食糧供給大臣として、ブラジルにおける日本式の農業協同組合制度を普及・発展させるとともに、日本側要人との交流を積極的に行う等、日伯農業関係の強化に大きく貢献したとして、旭日重光章を受賞。元 ブラデスコ銀行取締役社長であり、現在ブラデスコ銀行経営審議会会長を務めるルイス・カルロス・トラブッコ・カッピ氏は、長年にわたりサンパウロ日本祭り等の日系社会イベントで最大のスポンサーを務める等、ブラジルの日系社会を強力に支援してきたとして旭日中綬章を受賞。元 ブラジル税法研究所教授であり、元 ブラジル日本文化福祉協会評議員会会長を歴任したキヨシ・ハラダ氏は、法律の分野において幅広い活躍を行い、同分野における日伯間の学術交流の促進に寄与したとして旭日中綬章を受賞。サンミゲールパウリスタ日系文化体育協会会長、ブラジル太鼓協会会長を歴任し、現在ブラジル桜イペー連盟会長を務めるヤノ・ペドロ氏は、同連盟主導の下カルモ公園で毎年開催される桜祭りは15万人以上が来場するサンパウロ市の大型行事となっており、日本とブラジルの文化交流・友好親善に大きく貢献しているとして旭日双光章を受賞している。

(fotos: Jiro Mochizuki)

高崎商工会議所一行が訪問

高崎商工会議所中小企業相談所経営支援課の夏海泰紀課長補佐並びにIMAI DARUMA NAYA Inc.の今井裕久社長、ジェトロ群馬貿易情報センターの高橋史郎係長が2020年2月18日に商工会議所を訪問、応対した平田藤義事務局長とブラジルでの日本伝統工芸品の販売ルートやノウハウ、日本文化の浸透性など多岐に亘って意見交換した。

昨日17日に、JETROとパートナーの高崎商工会議所が「日本の味」( Sabores do Japão )をJジャパンハウスで約60名の参加者にお披露目して大好評を博した。JETROサンパウロ事務所の大久保敦所長が故郷、高崎市の名物だるまを丁寧に紹介していた。

左から平田藤義事務局長/ジェトロ群馬貿易情報センターの高橋史郎係長/IMAI DARUMA NAYA Inc.の今井裕久社長/高崎商工会議所中小企業相談所経営支援課の夏海泰紀課長補佐

伊藤忠商事の猪股社長と後任の秋葉社長が訪問

伊藤忠商事株式会社の猪股淳社長と後任の秋葉浩社長が2020年2月18日に商工会議所を訪問、猪股淳社長は応対した平田藤義事務局長に帰国挨拶、後任の秋葉浩社長は着任挨拶を行った。秋葉浩社長は猪股淳貿易部会長の後任として4月1日から貿易部会長に就任する。

左から平田藤義事務局長/帰国する伊藤忠商事株式会社の猪股淳社長/後任の秋葉浩社長

ボルソナロ大統領は不必要な国家公務員採用試験はしないと断言

昨日17日、ジャイール・ボルソナロ大統領は、「不必要な国家公務員採用試験は無責任極まりない」と強調、経済省は未だに国会に送られていない行政改革案が決定するまで、一切の国家公務員採用試験を行わないと説明している。

ボルソナロ大統領は、「すでに採用されている国家公務員の既得権利は保証されており、行政改革が実施されても何ら失うものはない」と強調、国庫公務員の新規採用は不可欠な場合にのみ実施されると説明している。

しかし行政改革法案には、国家公務員の厚遇の既得権利削減や不採算事業縮小などが含まれており、大規模のリストラによる国家公務員の削減による連邦政府の大幅な歳出削減に繋がる。

経済省では、今後数年間に5万人を上回る国家公務員が退職して年金入りすると予想しているが、年金・恩給改革法案が国会で承認されて3カ月が経過しているにも関わらず、2018年から急増して既に130万件に達している年金・恩給受給審査の遅延問題が発生している。

また国庫庁では、理想的な職員は2万1,714人不足しており、ブラジル地理統計院(IBGE)は65%、連邦監査事務局(CGU)は61.5%、ブラジル銀行は43.9%に相当する職員が不足している。

国会での行政改革法案を承認するために、地方統一選挙を見据えた政治駆引きとして、新規の国家公務員採用試験を行う必要は微塵もないとロドリゴ・マイア下院議長は指摘している。

国庫庁のマンスエット・アルメイダ長官は、新規の国家公務員採用試験の再開前に、行政改革法案が国会で承認されることが重要と強調している。(2020年2月18日付けエスタード紙)

今年2月の一般消費者態度指数(ICF)は過去5年間で最高

全国商業財・サービス・観光・商業連合(CNC)の一般消費者の景気動向調査によると、2020年2月の一般消費者態度指数(ICF)は、前月から1.2ポイント上昇して99.3ポイントを記録、2015年4月に記録した102.9ポイントに次いで過去5年間で最高となっている。

今年2月の一般消費者態度指数(ICF)のうち現在の雇用信頼指数は、前月から0.8ポイント上昇の119.9ポイントと調査対象の7要因で最高を記録。雇用信頼指数は、心理的に消費者態度指数を大きく左右しているとCNC連合エコノミストのカタリーナ・カルネイロ・シルヴァ氏は指摘している。

また今年の建材部門並びに自動車部門を含む広範囲小売販売は、前年比5.3%増加が予想されているが、昨年末の3.9%増加予想から失業率の低下に伴って大幅に改善している。

今年2月の一般消費者態度指数(ICF)のうち現在の雇用信頼指数は119.9ポイントを記録、職業見通し指数は前月比0.3ポイント上昇、現在の収入指数は1.6%上昇、クレジットアクセス指数は4.3ポイント上昇、現在の消費レベル指数は4.1ポイント上昇、消費見通し指数は3.1ポイント上昇している。

今年2月の雇用信頼調査では、調査対象の39.1%が肯定的な回答しており、今年1月の38.5%、1年前の2019年2月の37.4%から大幅に上昇、2015年4月の40.0%以来約5年ぶりの高率を記録している。(2020年2月18日付けヴァロール紙)

サントス港湾取扱量は今後20年間で50%増加

Santos Port Authority(SPA 前サンパウロ州ドック会社)のサントス港の2040年までの港湾開発計画によると、2040年のサントス港湾の荷物取扱量の処理能力は、現在の49%増加に相当する2億4,060万トンが見込まれている。

今後20年間のサントス港湾の荷物取扱量需要は、現在の58%増加に相当する2億1,494万トンが見込まれているが、20年後の荷物取扱量の能力2億4,060万トンで十分対応が可能となる。

サントス港の2040年までの港湾開発計画では、サントス港湾に乗り入れる貨物鉄道の整備並びにネットワークに接続した複数のコンピューターを連携して1つのコンピューターシステムに統合し、処理や運用を効率化するクラスター(Cluster)システムの採用で効率化を図る。

今年のサントス港湾のコンテナ需要は、440万Teusに対して処理能力は530Teus、前記同様に2030年は590万Teus、870万Teus、2040年には790万Teus、870万Teusが計画されている。

また今年のサントス港湾の穀物需要は、6,190万トンに対して処理能力は6,970万トン、前記同様に2030年は7,400万トン、9,530万トン、2040年には8,160万トン、9,530万トンが見込まれている。

今年のサントス港湾のパルプ需要は630万トン、710万トン、前記同様に2030年は1,000万トン、1,050万トン、2040年には1,000万トン、1,050万トンが見込まれている。(2020年2月18日付けヴァロール紙)

社会福祉法人「こどものその」の頃末龍彦アンドレ理事長とフルート奏者のコッペデひろみさんが会議所訪問

社会福祉法人「こどものその」の頃末龍彦アンドレ理事長と昨年末に津軽笛大使に任命されたフルート奏者のコッペデひろみさんは2020年2月17日に商工会議所を訪問。応対した平田藤義事務局長に4月25日に青森県人会で開催予定のチャリティーイベントへの支援を要請した。イベントでは様々なワークショップや「こどものその」が栽培した野菜、手造り製品などが販売され、売り上げ金額はすべてこどものそのに寄付される。

左手前からFujiyoshi Hirata, Rafaela Midori Ueda, André Tatsuhiko Korosue e Hiromi Coppede Tonosaki