ブラジルの自動車の国内販売が絶好調で生産が需要に追いつかないために、各自動車メーカーはアルゼンチンでブラジル向け自動車生産を行なうための投資を急いでいる。
レアル高の為替はアルゼンチンでの自動車生産はブラジルよりも30%のコストダウンが図ることができ、ワーゲン社はフォックス車の生産を6月からアルゼンチンのパシェコ工場で開始、プジョーは307型セダン、シトロエンもC4型をそれぞれアルゼンチンで行なう。
ファイアット社では2002年から生産を中止していた工場に6,000万ドルを投資して生産を再開、ルノーは昨年9月にクリオ車の生産をアルゼンチン移転して、今年は4万6,000台の生産を予定している。
アルゼンチンの昨年の自動車生産は54万4,000台でブラジルへの輸出は50%に達するが、2010年には75万台の生産が見込まれている。(2008年5月19日付けエスタード紙)