5月の懇親昼食会にトカンチンス州のマルセロ・ミランダ州知事が同州の投資誘致を大いに熱弁を奮った

5月9日正午から月例懇親昼食会がグラン・メリア・モファレジホテルに114人が参加して盛大に開催、トカンチンス州のマルセロ・ミランダ州知事を初め17名の州政府関係者が参加して、盛んに同州への投資誘致に強力な宣伝を展開していた。

司会は平田藤義事務局長が務め、初めにトカンチンス州のマルセロ・デ・カルバーリョ・ミランダ州知事、州知事補佐官のペドローゾ並びに一行15名、在サンパウロ総領事館の丸橋次郎首席領事をそれぞれ紹介した。

昼食を挟んで3分間スピーチではグラン・メリア・モファレジホテルのヨハネス・バイヤー総支配人が同ホテルの改修に伴う休業について説明、サンパウロ大学工学部のルッカス・マスカット工学部教授がサンパウロ大学交響楽団の100周年記念イベントのオペラ“蝶々夫人”講演について説明した。

会社代表交代では日立ハイテクの山田修三社長が帰国挨拶、竹島広恭新社長が就任挨拶、ジェトロサンパウロ事務所の佐々木光新所長、三菱商事の近藤正樹新社長がそれぞれ就任挨拶、住友商事の宮田次郎社長が帰国挨拶、伊藤友久新社長が就任挨拶、ブラデスコ銀行の村田俊典取締役が帰国挨拶、k−Lineの畠山研治氏が会長就任挨拶、会議所代表は引続き音田徹社長、MMCの青木社長が帰国挨拶、宮崎大志郎新社長が就任挨拶を行なった。

最後にトカンチンス州のマルセロ・ミランダ州知事が「トカンチンス州への投資チャンス」と題して、初めに日本語による投資誘致ビデオでトカンチンス州への投資魅力の宣伝を行い、インフラ、地政学的ポジション、優遇税制、今後の開けた投資対象、インフラ完備の州、豊富な土地、水資源、天然資源、人材資源、ヨーロッパへの貿易、地理的にブラジルの中心である立地条件、使えきれないエネルギー資源など未来が約束された同州への投資誘致で力をこめて強調していた。

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熱心にトカンチンス州への投資誘致を力説するミランダ州知事

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日本語のビデオやプレゼンテーションで熱心に投資誘致するミランダ州知事

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左から帰国挨拶するMMCの青木淳社長/宮崎大志郎新社長

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K-Lineの畠山研治会長が就任挨拶

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帰国挨拶を行なうブラデスコ銀行の村田俊典取締役

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左から伊藤友久新社長/帰国挨拶を行なう宮田次郎社長

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就任挨拶を行なう三菱コーポレーションの近藤正樹社長

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就任挨拶を行なうジェトロサンパウロ事務所の佐々木光所長

サンパウロ大学交響楽団の100周年記念オペラ「蝶々夫人」

Prof. Dr. Lucas Moscatoサンパウロ大学工学部のルッカス・モスカト教授は5月20日午後9時からサーラ・サンパウロでサンパウロ大学交響楽団によるブラジル日本移民100周年記念オペラ「蝶々夫人」の開催を説明した。

(写真:サンパウロ交響楽団のオペラ「蝶々夫人」開催を説明するルッカス・モスカト教授)

グラン・メリアホテル改修工事について

Johannes BayerJohannes・Bayer総支配人は6月30日からグラン・メリア・モラレッジホテルの改修工事が始るために相当期間に亘ってホテルの利用ができないことを説明、また日本人利用客担当のカツコ・ハスヌマ女史を労った。

(写真:ホテルの改修工事を説明するバイヤー総支配人)

CSN製鉄は22億ドルを港湾整備に投資

ナショナル製鉄(CSN)は22億3,000万ドルを投資してリオ州セペチバ湾に新ターミナルを建設して鉄鉱石、鉄鋼製品、セメントなどの輸出インフラを整備する。

プロジェクト完成後には年間1億6,000万トンの鉄鉱石、石炭並びにコークスをそれぞれ2,000万トン、コンテナを230万TEUs並びに鉄鋼製品1,700万トンを取扱う。

同社のベンジャミン社長はアルセロール・ミッタルに次ぐ市場価値450億ドルを目標にしており、2015年には鉄鋼生産量1,700万トン、年産300万 トンのセメント生産、米国での大製鉄所買収、5年後には同社の市場価値を900億ドルに引上げる壮大な計画を持っている。(2008年5月8日付けヴァ ロール紙)

2008年度異業種交流委員会議事録(5月)

日時:2008.05.08(木)
場所:ブラジル日本語センター
出席者(ABC順):ABE・AKAMINE・ITAGAKI・MATSUDA・OHNO・TAKEDA・YAMASHITA

記 ABE

【議事録】
1.次回6月度担当者
・会場係   板垣 
・連絡係   西岡
・会計係   大野

2.本日の勉強会テーマ(参加者:15人)
ブラジルの鉄鋼業界の今後(新日鉄 杉山さん・中川さん)
ルーラ3選の芽はあるのか(赤嶺さん)

以上

ブラジルは外債発行で5億ドル調達

先週、米格付け会社S&Pから投資適格級に格上げされたブラジルはドル建て外債であるグローバル債2017を欧米で発行して5億ドルを調達したが、金利は今までの最低を記録した。

ブラジルはサブプライムローン問題が発覚する前の昨年4月以降、ドル建て外債を発行していなかったが、今回の外債の金利は5.888%と昨年4月の同外債金利6.249%から大幅に低下している。

また需要の強いアジア向けグローバル債2017発行は2,500万ドルが予定されており、今回のスプレッドはブラジルと米国の金利差が更に拡大したために140ポイントまで上昇している。(2008年5月8日付けエスタード紙)

ベル・モンテ水力発電所建設入札は来年

連邦政府は環境ライセンス認可が遅れているパラー州シングー河流域のベル・モンテ水力発電所の入札を来年10月に実施すると発表した。

ベル・モンテ水力発電所の発電能力は1万1,181メガワットでイタイプー発電所に匹敵するほどであり、またアマゾン地域ではアラグアイ河流域で 3,100メガワット、トロンベタス河3,000MW、アリプアナ河3,000MW、ジュルエナ河5,000MW、ジャリ河1,100MWと大型水力発電 所の建設が可能な河川を多数擁している。

連邦政府は2010年までにアマゾン地域でイタイプー発電所の3倍に相当する総電力4万 3,000MWの数ヵ所の水力発電所建設を計画しているが、アマゾン地域の発電可能な電力は13万2,000MWと見込まれている。(2008年5月8日 付けガゼッタ・メルカンチル紙)

富士フイルムの浅野養二社長が帰国挨拶

5月8日に富士フイルムの浅野養二社長と後任の高橋エツジ新社長が商工会議所を表敬訪問、平田藤義事務局長と懇談、浅野社長は帰国後は本社に勤務、後任には高橋伸社長が就任する。

左から栄転、本社勤務の浅野養二社長/高橋エツオ新社長/平田事務局長

リオ‐サンパウロ間の弾丸列車入札は来年2月に前倒し

2014年にブラジルで開催されるサッカーのワールドカップ開催までのリオ‐サンパウロ‐カンピーナス間の弾丸列車開通に間に合わせるために、連邦政府は弾丸列車の建設工事入札を来年2月に実施する。

このプロジェクトはルーラ第二次政権の旗印である経済成長加速プログラム(PAC)の重要プロジェクトの位置を占めており、リオのガレアン空港‐グアルーリョス空港‐カンピーナスのヴィラコッポス空港を結ぶ総延長距離550キロメートルで予算が110億ドルの大プロジェクトの誘致に、先月、ジウマ・ローセフ官房長官は日本及び韓国を訪問している。

ジウマ官房長官は日本のコンソーシアム、韓国のRotem、Korail、KRRI、ドイツのシーメンス、フランスのAlston社の技術評価をすでに行なっているが、落札企業はブラジル企業に技術移転をしなければならない。(2008年5月8日付けガゼッタ・メルカンチル紙)

イタウー銀行の純益は20億レアルを突破

今年第1四半期のイタウー銀行の純益は前年同期比7.5%増加の20億400万レアルで堅調に増加、これにはマスターカードやヴィザ株放出による19億8,000万レアルの収益は含まれていない。

イタウー銀行の牽引車は前年同期比36.2%増加のクレジット部門で総額1,376億9,000万レアルに達し、個人向けクレジットが38%増加、特に自動車ローンが65%と大幅増加している。

法人向けクレジットでは零細・中小企業向けクレジットが50%、法人向けクレジット全体では34.3%それぞれ増加、Selic金利が上昇したにも関わらず、今年のクレジット部門の成長率は25%から30%を見込んでいる。

第1四半期の不渡り可能性クレジットは前年同期の5.0%から4.3%に低下、チリでのクレジット部門は14.2%増加の70億レアル相当、今年はブラジ ル全国に140店舗を新たに開設して更に500万人の顧客獲得を目指している。(2008年5月7日付けエスタード紙)